分析レコードを作成する際に参照元となるオブジェクトと、その項目について説明します。
多くの項目が、分析レコードを作成するための必須項目です。必須項目のうち、レコード作成時に未設定(値=null)とした項目があるレコードは、サブスクリプション分析の対象外となります。
※soarize 多通貨機能でのみ必須となる項目は記載していません。
■ 品目分類マスタ
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
品目分類名 | Name | ○ |
「品目・サービスマスタ」レコードをグルーピングする単位です。 ライセンス洗替によるアップセル・ダウンセルの判断は、この単位で行われます。 |
品目分類番号 | appsfs__fs_ProductGroupNo__c | - | 「品目分類マスタ」を番号で管理している場合に、任意で設定する項目です。 |
参照:「品目分類マスタ」については、マスタの設定「品目分類マスタの登録」を参照してください。
■ 品目・サービスマスタ
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
品目分類マスタ | appsfs__fs_ProductGroupMaster__c | ○ |
「品目分類マスタ」への参照先リンクです。 ライセンス洗替によるアップセル・ダウンセルの判断は、この単位で行われます。 「分析」「分析明細」の「品目分類マスタ」に対応します。 |
参照:「品目・サービスマスタ」については、次の記事を参照してください。
マスタの設定「品目・サービスマスタの登録(見積登録(LWC)画面用)」
「品目・サービスマスタの登録(見積条件登録画面用)」
■ 商談/販売 ※デフォルトでは「商談」がサブスクリプション分析の対象(以下「分析対象」)です。
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
契約管理 | appsfs__fs_ContractManagement__c | ○ |
「契約管理」への参照先リンクです。 「分析」の「契約管理」に対応します。 |
契約区分 | appsfs__fs_ContractChangeType__c | ○ |
次のいずれかが設定されます。 |
契約期間 開始日 | appsfs__fs_ContractStartDate__c | ○ | 分析の内部処理に使用されます。 |
契約期間 終了日 | appsfs__fs_ContractEndDate__c | ○ | 分析の内部処理に使用されます。 |
部門 | appsfs__fs_Sector__c | - |
「部門マスタ」への参照先リンクです。 「分析」「分析明細」の「部門」に対応します。 |
主担当者 | appsfs__fs_MainOwner__c | - |
「要員マスタ」への参照先リンクです。 「分析」「分析明細」の「担当者」に対応します。 |
想定月額 | appsfs__fs_AssumedMonthlyCharge__c | ○ |
当レコードに紐づく「見積明細」の「分析用月額」(デフォルトで非表示)の合計です。 初期値を手入力で設定できます。 |
現在月額 | appsfs__fs_CurrentMonthlyCharge__c | ○ | 当レコードに紐づく「契約管理」の「分析用月額」(デフォルトで非表示)からの転記です。 |
初期費用 | appsfs__fs_InitialCost__c | ○ |
当レコードに紐づく「見積明細」のうち、「売上サイクル」が「初期費用」であるレコードの金額合計です。 初期値を手入力で設定できます。 |
参照:「商談」および「販売」については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
Point(1) |
ソアスク設定画面「カスタム設定のセクション」>「6. 分析機能設定」またはカスタム設定「MRR Analysis Settingの設定」で次の設定をすることで、分析対象を絞り込むことや変更することなどが可能です。
|
■ 見積条件
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
見積種別 | appsfs__fs_QuoteType__c | ○ |
次のいずれかが設定されます。 |
適用開始日 | appsfs__fs_ApplyStartDate__c | ○ |
「商談」「販売」の「契約期間 開始日」がデフォルト値です。 「見積条件登録画面」で、日付が変更される場合があります。 |
契約期間 終了予定日 | appsfs__fs_EndPlanDateOfContract__c | ○ | 分析の内部処理に使用されます。 |
参照:「見積条件」については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
■ 見積明細
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
品目分類マスタ | appsfs__fs_ProductGroupMaster__c | ○ |
「品目分類マスタ」への参照先リンクです。 ライセンス洗替によるアップセル・ダウンセルの判断は、この単位で行われます。 「分析」「分析明細」の「品目分類マスタ」に対応します。 |
参照:「見積明細」については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
Point(2) |
分析レコードの作成に影響する「MRR対象外」(非表示項目)について、説明します。
「MRR対象外」は、「品目・サービスマスタ」から値を引き継ぎます。
|
Point(3) |
分析レコードの作成に影響する「レコードタイプ」(非表示項目)について、説明します。
参照:詳細は、マスタの設定「品目・サービスマスタの登録(見積登録(LWC)画面用)」を参照してください。 |
■ 契約管理 ※受注確定によってレコードが作成されます。
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
適用開始日 | appsfs__fs_ApplyStartDate__c | ○ | 当レコードと紐づく「見積条件」の同一項目からの転記です。 |
契約期間 終了日 | appsfs__fs_ContractEndDate__c | ○ | 分析の内部処理に使用されます。 |
2ヶ月目以降の売上計上日にち | appsfs__fs_SecondMonthPostSalesDate__c | ○ |
当レコードと紐づく「見積条件」の同一項目からの転記です。 ※デフォルトで非表示です。 |
解約申込日 | appsfs__fs_CancellationApplicationDate__c | - | 契約解約を行った場合のみ必須です。 |
参照:「契約管理」、受注確定、および契約解約については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
注意(1) |
デフォルトで非表示となっている項目を表示させると、手動で値を変更できるようになります。ただし、実際に値を変更してしまうと、データ構造上のエラーや予期せぬ結果を招く可能性があるため、値の変更は行わないでください。 |
Point(4) |
デフォルトで非表示となっている項目を表示させたい場合は、高度なページレイアウトエディターを使用します。 例)「契約管理」の詳細画面に「2ヶ月目以降の売上計上日にち」を表示する手順
参照:高度なページレイアウトエディターの使用については、次のSalesforceヘルプを参照してください。 |
■ 契約ライセンス ※受注確定によってレコードが作成されます。
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
[プログラム用]有効 | appsfs__fs_IsActiveForProgram__c | ○ |
分析の内部処理に使用されます。 ※デフォルトで非表示です。 |
契約自動更新 | appsfs__fs_ContractAutomaticRenewal__c | ○ |
|
分析用月額 | appsfs__fs_AnalyticalMonthlyCharge__c | ○ |
当レコードと紐づく「見積明細」の同一項目(デフォルトで非表示)からの転記です。 月次の「分析明細」の「契約金額」に対応します。 ※デフォルトで非表示です。 |
単価値引額 | appsfs__fs_DiscountUnitPrice__c | - | 「改定後単価」が「契約金額」の計算に使用される場合は、この値を値引した値が使用されます。 |
単価値引率 | appsfs__fs_DiscountUnitPricePercentage__c | - | 「改定後単価」が「契約金額」の計算に使用される場合は、「改定後単価」×「単価値引率」÷100を値引した値が使用されます。 |
改定後単価 | appsfs__fs_RevisedUnitPrice__c | - |
分析レコードで更新見込みレコードが作成される場合は、「契約金額」の計算に使用されます。 参照:詳細は、次の記事を参照してください。 |
参照:「契約ライセンス」および契約更新については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
■ 納品 ※受注確定によってレコードが作成されます。
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
取消納品フラグ | appsfs__fs_IsCancelOutboundDelivery__c | ○ |
|
参照:「納品」については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
■ 納品明細 ※受注確定によってレコードが作成されます。
項目名 | API参照名 |
必須 項目 |
説明 |
品目分類マスタ | appsfs__fs_ProductGroupMaster__c | ○ |
「品目分類マスタ」への参照先リンクです。 ライセンス洗替によるアップセル・ダウンセルの判断は、この単位で行われます。 「分析」「分析明細」の「品目分類マスタ」に対応します。 |
分析対象 | appsfs__fs_AnalyticalTarget__c | ○ |
※デフォルトで非表示です。 参照:分析対象については、表下のPoint(6)を参照してください。 |
利用期間基準計上日 | appsfs__fs_BaseDateOfSalesPeriod__c | ○ | 利用期間基準計上日が設定されます。 |
売上対象期間開始 | appsfs__fs_StartDateOfSalesPeriod__c | ○ |
売上対象期間開始日が設定されます。 参照:どのように設定されるのかについては、表下のPoint(7)を参照してください。 |
売上対象期間終了 | appsfs__fs_EndDateOfSalesPeriod__c | ○ |
売上対象期間終了日が設定されます。 参照:どのように設定されるのかについては、表下のPoint(7)を参照してください。 |
取消納品明細 | appsfs__fs_CancelOutboundDeliveryDetail__c | - | 当レコードが赤伝票の「納品明細」レコードの場合は、取り消された「納品明細」レコードの「納品明細番号」が設定されます。 |
取消納品フラグ | appsfs__fs_IsCancelOutboundDelivery__c | ○ |
|
分析用月額 | appsfs__fs_AnalyticalMonthlyCharge__c | ○ |
当レコードと紐づく「見積明細」の同一項目(デフォルトで非表示)からの転記です。 ※デフォルトで非表示です。 |
参照:「納品明細」については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
注意(2) |
デフォルト設定の月中契約では、「納品明細」レコードと分析レコードの作成のされ方に違いがあります。
参照:分析レコードについては、次の記事を参照してください。 参照:2つのレコードを比較したイメージ図については、次のOPSSドキュメントを参照してください。 |
Point(5) |
月中契約の場合に、「納品明細」レコードの作成を分析レコードに合わせる方法があります。 次の手順で行います。
「契約締日にち」を月中契約の「利用開始日」前日に設定すると、端数日が発生しません。 参照:売上・請求関連設定については、次の記事を参照してください。 参照:「契約締日にち」で売上を分割した例については、次のOPSSドキュメントを参照してください。 |
Point(6) |
分析対象となる「納品明細」レコードについて説明します。
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Point(7) |
「売上対象期間開始」「売上対象期間終了」がどのように設定されるのかについて、受注確定時に「納品明細」レコードが分割されない場合と(請求締日と売上計上日で)分割される場合に分けて説明します。 説明に使用している項目のうち、「納品」の項目は「分割連番」のみです。それ以外は「納品明細」の項目です。
◆「納品明細」レコードが分割されない場合
◆「納品明細」レコードが請求締日と売上計上日で分割される場合 ①「分割連番」が「1」の「納品」レコードに紐づく「納品明細」レコード
②「分割連番」が「2」の「納品」レコードに紐づく「納品明細」レコード
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