「カスタムメタデータ」の設定手順について説明します。
Point(1) |
|
- 【契約更新】サマリー設定(メニュー番号8)
契約更新で「見積明細」がマージされる際のサマリーキー(「見積明細」の項目)を追加・変更する設定です。
マージの際に項目の値をクリアする設定や、数値項目における積算の設定なども行うことができます。
参照:「見積明細」のマージについては、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
- 「ソアスク設定」画面左のメニューから、メニュー番号8を選択し、リンクをクリックします。
- 「【契約更新】サマリー設定」の位置まで画面右がスクロールされます。
画面右の[【契約更新】サマリー設定]リンクをクリックします。
- カスタムメタデータ型の「【契約更新】サマリー設定」画面が表示されます。[新規]ボタンをクリックします。
上記画面から、Salesforceの標準画面を使用します。
- 「【契約更新】サマリー設定の編集」画面が表示されます。
「保護コンポーネント」以外の項目を設定し、[保存]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 表示ラベル ○ 項目の表示ラベルを入力します。
システム内部の表示ラベルです。表示内容に影響することはありません。
{カスタムメタデータ型}名 ○ 任意の文字列を入力します。
同じカスタムメタデータ型に登録済みのレコードとは、同じ文字列にすることができません。
項目API参照名 - サマリー設定を行う項目のAPI参照名を入力します。
サマリー設定を行う項目のデータ型には、制限がありません。
設定タイプ ○ 次のいずれかを選択します。
「サマリーキー」「クリア(常時)」「クリア(非同値時)」「積算」
「サマリーキー(空値無効)」「サマリーキー」がデフォルトでセットされます。
- 「サマリーキー」の場合
当項目がサマリーキーとなります。
ブランク(空値)の「見積明細」でも有効で、複数あればマージ対象となります。
- 「クリア(常時)」の場合
「見積明細」がマージされる際、常に値がクリアされます。
- 「クリア(非同値時)」の場合
「見積明細」がマージされる際、値が異なる「見積明細」が1つでも存在するときのみ、値がクリアされます。
マージ対象の「見積明細」すべてで値が同じときは、クリアされません。
- 「積算」の場合
マージ対象の「見積明細」の数値がすべて積算されます。
- 「サマリーキー(空値無効)」の場合
当項目がサマリーキーとなります。
当項目がブランク(空値)の「見積明細」は無効で、マージ対象外となります。
有効 - デフォルトでチェックが付いています。
新規にレコードを登録する場合は、基本的にチェックは外さずに登録します。
登録後、項目を無効化する場合は、チェックを外してください。
通貨タイプ ○ 次のいずれかを選択します。
「両方」「非マルチ通貨」「マルチ通貨」「両方」がデフォルトでセットされます。
マルチ通貨機能に非対応の場合は、変更不要です。
保護コンポーネント - 新規にレコードを登録する場合は、基本的にチェックを付けません。
別のSalesforce管理パッケージ内でのみ当レコードを使用したい場合にチェックを付けます。
参照:詳細は、次のSalesforceヘルプを参照してください。
カスタムメタデータ型の保護とプライバシーのオプション - 「サマリーキー」の場合
- ここでは例として、次のように設定し、[保存]ボタンをクリックします。
Point(2) 当該項目のAPI参照名は、設定の「ホーム」画面から[オブジェクトマネージャ]タブ>[{オブジェクト名}]リンク>[項目とリレーション]をクリックし、クイック検索で項目の表示ラベルを検索すると確認できます。
「見積明細」にある「備考」のAPI参照名は、上記のように確認します。使用例については、次のとおりです。
- 「見積明細」がマージ対象の場合は、「備考」に「対象」と入力して見積データを保存します。
契約更新時、その他のサマリーキーに加え「備考」の値が一致する「見積明細」がマージされます。
- 「備考」をブランクのまま見積データを保存した場合は、空値無効のためマージされません。
- 「備考」に「対象A」「対象B」のように複数の値を持たせることで、マージ対象をグループ分けすることもできます。
- 「見積明細」がマージ対象の場合は、「備考」に「対象」と入力して見積データを保存します。
- 「【契約更新】サマリー設定の詳細」画面が表示されます。
契約更新時の「見積明細」マージに関するサマリー設定の手順は完了です。
注意(1) - デフォルトで登録済みの「単価」「単価(取引通貨)」「数量」「納品予定日」「親契約ライセンス」の設定は、常に有効である必要があります。「有効」のチェックを外して保存しようとするとエラーとなります。
- 「標準価格」「仕切率(%)」のいずれかは、設定タイプ=「クリア(常時)」としてください。
そうでない場合は、契約更新後の「単価」に意図しない値が設定される可能性があります。
- デフォルトで登録済みの「単価」「単価(取引通貨)」「数量」「納品予定日」「親契約ライセンス」の設定は、常に有効である必要があります。「有効」のチェックを外して保存しようとするとエラーとなります。
- 【契約更新】見積初期化項目(メニュー番号9)
※使用しません。
NEXT > ソアスク設定画面「カスタムメタデータのセクション【見積登録(LWC)】品目・サービスマスタ検索」