次の一連の流れについて説明します。
- 「見積登録(LWC)」画面で「見積」を仮受注用に設定する
- 仮受注用の「見積」を対象に受注確定をする
- 仮受注用の「契約管理」を対象に本契約登録をする
■「見積登録(LWC)」画面で「見積」を仮受注用に設定する
- 「商談」(「商談」を利用していない場合は「販売」)の詳細画面で[見積作成(LWC)]ボタンをクリックします。
- 「契約種別選択」画面が表示されます。[サブスクリプション]ボタンをクリックします。
契約種別 =「サービス」は、仮受注機能の対象外です。
- 「見積登録(LWC)」画面が表示されます。
参照:手順1~3は、新規契約(LWC)「ヘッダーを設定する(新規契約・LWC)」を参照してください。
- ヘッダーの(いずれかの)鉛筆アイコン(
)をクリックします。
- ヘッダーが編集フォームに切り替わります。
「仮受注」にチェックを付け、[適用]ボタンをクリックします。
Point(1) 仮受注用の品目・サービスを「見積明細」に引用した場合は、次のメッセージが表示され、自動で「仮受注」にチェックが付きます。
あらかじめ、仮受注の品目・サービスを「見積明細」に引用することがわかっている場合は、本文手順5の設定は不要です。仮受注用の品目・サービスを「見積明細」から削除した場合はチェックが残りますが、内部的にはチェックが外れた状態です。
[F5]キー等で画面の再読み込みを行うと、正しく表示されます。 - 必要に応じてヘッダーの他の項目、および「見積明細」を設定し、見積データを保存します。
参照:ヘッダーの設定は、新規契約(LWC)「ヘッダーを設定する(新規契約・LWC)」を参照してください。
参照:「見積明細」の設定は、新規契約(LWC)「見積明細を設定する(新規契約・LWC)」を参照してください。
注意(1) ヘッダーの「契約期間 開始予定日」~「契約期間 終了予定日」、および「見積明細」の「利用開始日」~「利用終了日」を変更する場合は、両方の期間が一致するように設定してください。
一致していない場合は、見積データを保存することができません。
■ 仮受注用の「見積」を対象に受注確定をする
- 仮受注用の「見積」が紐づく「商談」(「商談」を利用していない場合は「販売」)の詳細画面を開きます。
- 仮受注用の「見積」にある[受注確定]ボタンをクリックします。
上記は「商談」の詳細画面ですが、「販売」の詳細画面の場合も同様です。 - 確認メッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
仮受注用の「見積」であることが確認できます。
- 以降は、通常の受注確定(新規契約)の手順と同様です。
参照:詳細は、受注確定(新規契約)「商談の詳細画面で受注確定をする(新規契約)」の手順5以降を参照してください。
■ 仮受注用の「契約管理」を対象に本契約登録をする
- 「■ 仮受注用の「見積」を対象に受注確定をする」の手順1で開いた詳細画面を開きます。
- 仮受注用の「見積」が紐づく「見積条件」で「契約管理」の[{契約名}]リンクをクリックします。
「契約管理」の「契約名」は、受注確定時に「見積条件」の「見積名」を引き継ぎます。 - 「契約管理」の詳細画面が表示されます。[▼]>[本契約]をクリックします。
Point(2) 「本契約」のアクションがエラーとなる場合は、次のことを確認してください。
- 仮受注用の「契約管理」であること。
「契約管理」の「仮受注」にチェックが付いていない場合は、処理の対象外です。
元となる「見積」が仮受注用ではなかったか、または本契約登録がすでに完了している可能性があります。
本契約登録が完了すると、仮受注用の「契約管理」「受注」の「仮受注」からチェックが外れ、仮受注扱いではなくなります。
- 解約済みの契約ではないこと。
「契約管理」の「解約日」に値が設定されている場合は、解約済みの契約のため、処理の対象外です。
- 仮受注用の「契約管理」に紐づく「受注」が有効であること。
紐づく「受注」の「有効」または「仮受注」のチェックが外されていて、有効なレコードが1件も存在しない場合は、処理の対象外です。
- 仮受注用の「契約管理」であること。
- 「本契約昇格」画面が表示されます。
必要に応じて契約期間等を変更し、[昇格]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 ヘッダー部 ※仮受注時の「受注」の項目(一部)が表示されます。受注確定の際に「見積条件」から引き継がれたものです。 取引先責任者 - 「取引先責任者」が表示されます。 契約日 - 「契約日」が表示されます。 契約期間 開始日 ○ 「契約期間 開始日」が表示されます。
この値は、変更することができます。
本契約に昇格すると、「受注」「契約管理」の「契約期間 開始日」に反映されます。
契約期間 終了日 ○ 「契約期間 終了日」が表示されます。
この値は、変更することができます。
本契約に昇格すると、「受注」「契約管理」の「契約期間 終了日」に反映されます。
契約期間 月数 - 「契約期間 開始日」~「契約期間 終了日」の月数が表示されます。
契約期間を変更した場合は、再計算・再表示されます。
本契約に昇格すると、「受注」の「契約期間 月数」に反映されます。
契約締日にち - 「契約締日にち」が表示されます。
初回請求予定日 ○ 「初回請求予定日」が表示されます。
この値は、変更することができます。
本契約に昇格すると、「受注」「受注明細」の「初回請求予定日」に反映されます。
また、「納品」第1レコードに紐づく「納品明細」の「請求予定日」にも反映されます。「納品」第2レコード以降に紐づく「納品明細」の「請求予定日」は、当項目を基に設定されます。
例)契約期間 =「2025/01/01 ~ 2025/03/31」
初回請求予定日 =「2025/01/15」 請求サイクル =「毎月」 の場合
「納品」第1レコードに紐づく「納品明細」の「請求予定日」=「2025/01/15」
「納品」第2レコードに紐づく「納品明細」の「請求予定日」=「2025/02/15」
「納品」第3レコードに紐づく「納品明細」の「請求予定日」=「2025/03/15」明細部 ※仮受注時の「受注明細」の項目(一部)が表示されます。受注確定の際に「見積明細」から引き継がれたものです。 品目・サービス名 - 「品目・サービス名」が表示されます。
この値は、変更することができます。
本契約に昇格すると、「受注明細」の「品目・サービス名」に反映されます。
また、「納品明細」の「品目・サービス名」にも引き継がれます。
「発注明細」「仕入明細」には変更が反映されません。標準価格 - 「標準価格」が表示されます。
金額 - 「金額」が表示されます。
税額 - 「税額」が表示されます。
見積時のサマリ(全明細の集計値) ※デフォルトでは折りたたまれています。本契約のサマリと比較する際に展開します。 合計 - 見積時の「金額」合計が表示されます。
合計仕入金額 - 見積時の「仕入金額」合計が表示されます。
粗利 - 見積時の「合計」-「合計仕入金額」が表示されます。
粗利率(%) - 見積時の「粗利」÷「合計」× 100(%) が表示されます。
本契約のサマリ(全明細の集計値) ※契約期間を変更した場合は、適用後に再計算・再表示されます。 合計 - 本契約の「金額」合計が表示されます。
合計仕入金額 - 本契約の「仕入金額」合計が表示されます。
粗利 - 本契約の「合計」-「合計仕入金額」が表示されます。
粗利率(%) - 本契約の「粗利」÷「合計」× 100(%) が表示されます。
Point(3) - 次のカスタムメタデータ型を使用して、ヘッダー部に「受注」の項目を追加することができます。
「受注編集画面ヘッダー表示項目」
- 次のカスタムメタデータ型を使用して、明細部に「受注明細」の項目(列)を追加することができます。
「受注編集画面見積明細表示項目設定」
追加した項目への入力操作はできません。表示のみとなります。
参照:詳細は、「ソアスク セットアップガイド」を参照してください。 - 次のカスタムメタデータ型を使用して、ヘッダー部に「受注」の項目を追加することができます。
- ここでは例として、「契約期間 終了日」を「2025/03/31」から「2025/04/30」に変更します。
「契約期間 月数」が変更されていることを確認し、[適用]ボタンをクリックします。
見積時と本契約のサマリを比較するため、見積時のサマリを展開しています。 - 「契約期間 終了日」の変更が適用された画面に表示が切り替わります。
本契約のサマリが変更されていることが確認できます。[昇格]ボタンをクリックします。 - 確認メッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
- 処理が完了すると、「契約管理」の詳細画面に戻り、画面右上の[
]に完了が通知されます。
この時点では画面が更新されていないため、本契約に昇格する前の「契約期間 終了日」が表示されています。
Point(4) - 本契約に昇格すると、仮受注用の「契約管理」「受注」の「仮受注」からチェックが外されます。
「契約管理」の詳細画面が自動で更新されないため、表示はそのままですが、内部的には正しく更新されています。
- [
]をクリックすると、対象の処理と完了した日時を確認することができます。
- 本契約に昇格すると、仮受注用の「契約管理」「受注」の「仮受注」からチェックが外されます。
- [F5]キー等で画面を再読み込みします。
「契約期間 終了日」の変更が反映されていること、および「仮受注」のチェックが外されていることが確認できます。
仮受注用の「契約管理」を対象に本契約登録をする手順は完了です。
引き続き納品データが作成されていることを確認します。 - 手順1で開いた詳細画面を再度開きます。「納品」のセクションが表示されるまで、画面を下にスクロールします。
「納品」のレコードが作成されていることが確認できます。
Point(5) - 仕入データが作成される条件をすべて満たしている場合は、「納品」のレコードが作成されるタイミングで「仕入」のレコードも作成されます。
参照:仕入データが作成される条件については、次の記事を参照してください。
受注確定以降に作成されるデータについて「受注確定以降に作成されるデータの一覧」
仕入データの確認「仕入按分機能について」以降
- 「仕入」のレコードが作成されていることは、次の手順で確認できます。
[購買]タブをクリック >「最近参照したデータ」画面で[▼]>[All Procurements]をクリック >
> 対象の[{購買番号}]リンクをクリック >「購買」の詳細画面で[関連]タブ をクリック
- 仕入データが作成される条件をすべて満たしている場合は、「納品」のレコードが作成されるタイミングで「仕入」のレコードも作成されます。
NEXT > 受注確定以降に作成されるデータについて「本契約登録以外の後処理について」