契約自動更新を行う前に、契約更新対象の「契約管理」レコードに紐づく見積データを確認します。
参照:見積データの確認については、次の記事を参照してください。
契約更新(VF)「手動で契約更新を行う(VF)」>Point(1)~(2)、注意(1)
■ 対象の「契約管理」をメンテナンスする
- [契約管理]タブをクリックします。
上記は「soasc SalesCloud Subscription」の画面ですが、「soasc Subscription」の場合も同様です。以降の画面についても同様です。
- 「契約管理」の「最近参照したデータ」画面が表示されます。
対象の[{契約名}]リンクをクリックします。ここでは例として、[契約自動更新]リンクをクリックします。
- 「契約自動更新」の詳細画面が表示されます。[編集]をクリックします。
- 「契約自動更新を編集」画面が表示されます。
「契約更新情報」を設定し、[保存]ボタンをクリックします。
ここでは例として、次のように「契約更新情報」を設定し、[保存]ボタンをクリックします。
Point(1) - 「契約更新種別」には、「スケジュール」の選択が必須です。
それ以外の項目を選択した場合は、契約自動更新が行われません。契約予約更新の場合も同様です。
いったん自動更新を保留としたい場合は「保留」、更新対象外としたい場合は「対象外」を選択してください(どちらを選択しても挙動は同じです)。
- 「設定マスタ」(設定情報)の「契約更新種別 初期値」に「スケジュール」を設定すると、「契約更新種別」を毎回選択する必要がなくなります。
参照:「設定マスタ」(設定情報)については、「ソアスク セットアップガイド」を参照してください。
Point(2) 「契約更新日」について、次の補足説明があります。
- システムによって、「契約管理」レコードが作成・更新された場合は、「契約更新日」には「契約期間 終了日」と同じ日付がデフォルトで設定されます。
- 「契約更新日」には、契約自動更新を行いたい日付の前日を設定します。
下の説明にあるカスタム項目で代用した場合も同様です。
- 「契約更新日」の代わりに、カスタム項目(データ型:日付)を追加し使用することができます。
「契約管理」でカスタム項目を作成すると、ページレイアウト「Subscription Layout V2」の「契約情報」にカスタム項目が追加されます(高度なページレイアウトエディターを使用し、任意の場所に配置できます)。
「設定マスタ」(設定情報)の「契約更新判定用日付項目」にカスタム項目のAPI参照名を設定すると、カスタム項目が新たな契約更新判定用の日付項目として認識されるようになります。
参照:カスタム項目の作成手順については、次のSalesforceヘルプを参照してください。
カスタム項目の作成参照:高度なページレイアウトエディターの使用については、次のSalesforceヘルプを参照してください。
高度なページレイアウトエディター
注意(1) - 「解約日」が設定されている「契約管理」レコードは使用できません。
- ソアスク標準オブジェクトにカスタム項目を作成する場合は、同じオブジェクト内で既存のソアスク標準項目と新規に作成するカスタム項目の「項目名」が重複しないようにしてください。
「項目名」が重複した状態でソアスクの登録画面(Visualforceページ)を開くと、エラーとなる可能性があります。
- 「契約更新種別」には、「スケジュール」の選択が必須です。
■ 契約自動更新のスケジュールを登録する
注意(2) |
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- 画面右上の[]>[設定]をクリックします。
- 設定の「ホーム」画面が表示されます。
サイドバーの「プラットフォームツール」で[カスタムコード]>[Apexクラス]をクリックします。
- 「Apexクラス」画面が表示されます。[Apexをスケジュール]ボタンをクリックします。
- 「Apexをスケジュール」画面が表示されます。スケジュールを設定し、[保存]ボタンをクリックします。
ここでは例として、次のように設定し、[保存]ボタンをクリックします。スケジュールの登録は完了です。
「頻度」が「毎週」「毎月」のいずれかによって、設定する項目が異なります(入力フォームが変更されます)。
参照:「頻度」で「毎週」を選択する場合は、次の記事を参照してください。
契約更新(VF)「次契約予約を設定し契約予約更新を行う(VF)」
Point(3) 登録したジョブを「スケジュール済みジョブ」画面で確認および削除することができます。
- 設定の「ホーム」画面(本文手順2)を表示し、サイドバーの「プラットフォームツール」で[環境]>[ジョブ]>[スケジュール済みジョブ]をクリックします。
- 「スケジュール済みジョブ」画面に切り替わり、本文手順4で登録したジョブが表示されます。
- 設定の「ホーム」画面(本文手順2)を表示し、サイドバーの「プラットフォームツール」で[環境]>[ジョブ]>[スケジュール済みジョブ]をクリックします。
ここまでに行った設定をまとめると、次のようになります。
- 契約管理
「契約更新種別」を「スケジュール」、「次回契約 月数」を「2」、および「契約更新日」を「2022/10/31」に設定。
- Apexをスケジュール
「ジョブ名」を「契約自動更新」、「Apexクラス」を「ContractRenewalScheduler」、「頻度」を「毎月:1日」、「開始」~「終了」を「2022/10/01」~「2022/12/01」、および「希望開始時刻」を「0:00」に設定。
ここではさらに、次の設定も行ってください。
- 設定マスタ(設定情報)
「契約更新時に受注を確定」にチェックを付ける。
参照:「設定マスタ」(設定情報)については、「ソアスク セットアップガイド」を参照してください。
■ ジョブの起動前と起動後の結果を比較する
- ジョブが起動するまで、「契約管理」レコードは次の状態です。
- 「契約更新日」翌日の「希望開始時刻」になると、契約自動更新のジョブが起動し、次のように次回契約用の「見積条件」レコードが作成されます。
更新元の「商談」「販売」のコピーが作成され、新規に作成された「見積条件」と紐づきます。
参照:詳細は、契約更新(VF)「契約更新時に作成される商談・販売について(VF)」を参照してください。
- この例では「設定マスタ」(設定情報)の「契約更新時に受注を確定」にチェックを付けているため、受注確定も行われます。
一定の条件を満たしていると、発注・仕入データも作成されます。
参照:詳細は、受注確定以降に作成されるデータについて「受注確定以降に作成されるデータの一覧」を参照してください。
- 「契約管理」レコードは、次のように更新されます。契約自動更新は完了です。
当処理が正常終了したことを「バックグラウンド処理履歴」で確認することができます。
参照:詳細は、契約更新(LWC)「バックグラウンド処理履歴を確認する(LWC・VF)」を参照してください。
Point(4) バッチの処理時間等に問題がある場合は、カスタム設定「Batch Performance Setting」を設定することで、改善する可能性があります。
参照:カスタム設定については、「ソアスク セットアップガイド」を参照してください。
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