「品目・サービスマスタ」に紐づけて「単価マスタ」を新規登録します。
- ソアスクの画面で[品目・サービスマスタ]タブをクリックします。
- 「品目・サービスマスタ」の「最近参照したデータ」画面が表示されます。
「単価マスタ」を紐づけるレコードの[{品目・サービス名}]リンクをクリックします。
ここでは例として、[ノートPC]リンクをクリックします。
- 「ノートPC」の詳細画面が表示されます。右側の「単価登録画面」を使用します。
- 「単価区分」を選択し、「優先順位」「開始日」「終了日」を入力します。必要に応じて他の項目も入力します。
「数量別単価マスタ」を登録する場合は、引き続き「数量別単価マスタの登録」の手順を行います。
「数量別単価マスタ」を登録しない場合は、[保存]ボタンをクリックします。 「単価マスタ」の登録は完了です。
項目名 入力
必須説明 品目・サービス - 「単価マスタ」を紐づける「品目・サービスマスタ」の「品目・サービス名」がリンク表示されます。
当画面自身へのリンクです。クリックすると、画面がリフレッシュされます。
入力内容をクリアしたいとき以外は、クリックしないようにしてください。単価名 - 単価名を入力します。
単価名を入力しないで登録した場合は、自動で単価名が付与されます。
取引先 - 「取引先」を参照し設定します。
設定必須の項目ではありません。「取引先」によって単価が変動しない通常の品目・サービスの場合は、設定する必要がありません。
単価区分 ○ 次のいずれかを選択します。
「販売単価」「購買単価」「標準単価」- 販売単価:販売系オブジェクトで使用する単価の場合に選択します。
- 購買単価:購買系オブジェクトで使用する単価の場合に選択します。
- 標準単価:標準単価(定価)の場合に選択します。
優先順位 ○ 1~99の数値を入力します。
数値が大きいほど、単価反映時の優先順位が高くなります。
各明細行の[単価参照]ボタンを使用すると、優先順位が低い単価を手動で選択することができます。
単価 - 各明細行の[単価反映]ボタン、および「明細情報」の[一括単価反映]ボタンでセットされる単価を入力します。
- 「数量別単価マスタ」が設定されていない状態で[単価反映]ボタンをクリックすると、「単価マスタ」の「単価」(この単価)が明細に反映されます。
- 「数量別単価マスタ」が設定されている状態で[単価反映]ボタンをクリックすると、「数量別単価マスタ」の「単価」が明細に反映されます。
[一括単価反映]ボタンをクリックした場合は、活性化しているすべての[単価反映]ボタンをクリックした場合と同じ結果になります。
「単価マスタ」に「数量別単価マスタ」が紐づいている限り、「単価マスタ」の「単価」(当項目)は使用されません。ただし、あとから「数量別単価マスタ」を削除するケースが考えられるため、「数量別単価マスタ」の有無に関わらず、当項目を設定しておくことをお勧めします。
当項目がブランクの場合は、単価反映後の各単価が「0」になります。
開始日 ○ 「単価」が適用される期間の範囲(開始日~終了日)を入力します。
当項目の右にある日付のリンクをクリックすると、当日日付が入力されます。
デフォルトでは、当期間と比較される適用基準日は各明細行の日付項目が優先されますが、カスタム設定で各伝票の日付に変更できます。
参照:詳細は、次の記事を参照してください。
カスタム設定「Base Date of Tax Rate Settingの設定」終了日 ○
Point(1) 各登録画面の明細行には、「単価マスタ」「数量別単価マスタ」を使用する次のボタンがあります。
-
[単価反映]ボタン ※「見積登録(LWC)」画面に当ボタン(機能)はありません。
- [一括単価反映]ボタン
- [単価参照]ボタン ※「見積登録(LWC)」画面ではプルダウンメニューとなります。
参照:各ボタンおよび「見積登録(LWC)」画面については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
上記ボタンの違いについて、「単価マスタ」の項目で説明します。
説明を簡略化するため、ここでは「数量別単価マスタ」は設定されていないものとします。- [単価反映]ボタンまたは[一括単価反映]ボタンをクリックした場合
「単価区分」「優先順位」「開始日」「終了日」を基に、最適な単価が明細に反映されます。
[単価反映]ボタンは明細単位、[一括単価反映]ボタンは伝票単位で処理が行われます。
参照:詳細な仕組みについては、Point(2)を参照してください。
- [単価参照]ボタン(プルダウンメニュー)をクリックした場合
「単価登録画面」が表示されます。手動で任意の「優先順位」を選択することができます。
選択した「優先順位」の単価が明細に反映されます。
参照:具体的な手順については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
Point(2) [単価反映]ボタンまたは[一括単価反映]ボタン(以下「反映ボタン」)をクリックすると、「単価マスタ」「数量別単価マスタ」から最適な単価が選択され、明細に反映されます。
最適な単価がどのように選択されるのか、その選択方法について例を使って説明します。例)品目・サービス名:「ノートPC」 紐づく単価:「単価A」~「単価D」(数量別単価の設定なし)
登録画面:「見積登録画面」 納品予定日:2020/01/30(適用基準日)参照:数量別単価の設定がある場合の選択方法については、マスタの設定「数量別単価マスタの登録」を参照してください。
「請求明細」以外の販売系登録画面の明細には、「単価」※「仕入単価」の2つの単価項目があります。
※「見積登録(LWC)」画面の場合は、「単価」ではなく「値引前単価」となります。
反映ボタンをクリックすると、上記2つの単価項目に、それぞれ最適な単価が反映されます。
以下1.~4.の説明は、「単価」への反映例です。
- 「単価A」~「単価D」の登録内容は、次のようになっています。
まず、販売系登録画面の「単価」のため、「単価区分」が「購買単価」の「単価D」は対象外です。
- 次に、2020/01/30が「開始日」~「終了日」間に含まれない「単価A」も対象外です。
- 「単価B」「単価C」は条件を満たしますが、「単価C」より優先順位が低い「単価B」は適用されません。
- 「単価C」の「¥50,000.00」が明細の「単価」に反映されます。
「仕入単価」の場合は、「単価区分」が「購買単価」の単価が対象です。
上記の例では「単価D」が条件を満たしているため、「単価D」の「¥45,000.00」が明細の「仕入単価」に反映されます。
Point(3) 登録した「単価マスタ」は、「品目・サービスマスタ」の[関連]タブに表示されます。
ここから「単価マスタ」の新規作成(追加)・編集・削除が行えます。上記で[新規]ボタンをクリックし、「単価マスタ」や「数量別単価マスタ」を新規に作成することができます。
また、登録済み「単価マスタ」の[編集]をクリックし、新規に「数量別単価マスタ」を紐づけることもできます。
ただし、この画面から操作を行った場合は、次の画面のように「単価マスタ」「数量別単価マスタ」を登録するための専用画面に切り替わるため、「品目・サービスマスタ」を確認しながらの設定は行えなくなります。
Point(4) - 「単価マスタ」に「取引先」を設定すると、「取引先」によって単価が変動する品目・サービスと見なされます。
「見積」や「受注」などの明細追加の際、「単価マスタ」に「取引先」が設定された「品目・サービスマスタ」を引用すると、通常はデフォルトでセットされる明細の「単価」がセットされません。
- 「単価マスタ」「数量別単価マスタ」の単価は、あくまでも仕切り後の単価という扱いです。
「見積」「受注」などの明細で仕切率(%)が設定されていても、この単価に反映されることはありません。
ただし例外として、「単価区分」が「標準単価」の場合のみ、仕切率(%)が単価に反映されます。
- 販売単価:販売系オブジェクトで使用する単価の場合に選択します。
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