「会計設定の編集」画面に初期表示されるデフォルト値について説明します。
参照:「会計設定の編集」画面については、マスタの設定「会計設定の編集」を参照してください。
■ デフォルト値の種類と対象項目
- カスタム設定「Accounting Default Setting」からの引用
対象項目:「仕切率(%)」
「税種」
「請求先 : 支払月」「支払先 : 支払月」
「請求先 : 支払日」「支払先 : 支払日」
「請求先 : 締日」 「支払先 : 締日」
- Salesforceの設定でデフォルト値が未設定 ※選択リスト値の先頭が表示されますが未設定です。
対象項目:「手数料負担区分」 「回収方式」
「請求先 : 支払期日起算日」
「請求先 : 支払期日算出方法」
「会計設定」を保存すると、値が設定されます。
- Salesforceの設定でデフォルト値が設定済み
対象項目:「税額計算方法」「単価・数量の丸めモード」
「金額・税率の丸めモード」
■ デフォルト値の設定および変更の流れ
- カスタム設定「Accounting Default Setting」からの引用
カスタム設定を編集し、値を変更します。
参照:変更手順については、カスタム設定「Accounting Default Settingの設定」を参照してください。
- Salesforceの設定でデフォルト値が未設定
デフォルト値を設定します。 ※この先の「■ Salesforceの設定」に設定手順の記載があります。
- Salesforceの設定でデフォルト値が設定済み
既存のデフォルト値を変更します。 ※この先の「■ Salesforceの設定」に変更手順の記載があります。
■ Salesforceの設定パターンと対象項目
-
グローバル値セットがない項目 ※この先の「■ Salesforceの設定」にグローバル値セットについての記載があります。
対象項目:「税額計算方法」 「単価・数量の丸めモード」
「金額・税率の丸めモード」
「手数料負担区分」「回収方式」
-
グローバル値セットがある項目
対象項目:「請求先 : 支払期日起算日」
「請求先 : 支払期日算出方法」
■ Salesforceの設定
- 共通の手順
- 画面右上の[]>[設定]をクリックします。
Point(1) 「取引先」のようにタブが初期表示されるオブジェクトは、本文手順1の代わりに次の手順で操作を行うと、詳細画面(本文手順4の画面)を簡単に開くことができます。
- [取引先]タブをクリックします。
- 画面右上の[]>[オブジェクトを編集]をクリックします。
上記の手順で操作を行った場合は、本文手順2~3をスキップし、本文手順4に進んでください。
- [取引先]タブをクリックします。
- 設定の「ホーム」画面が表示されます。[オブジェクトマネージャ]タブをクリックします。
- 「オブジェクトマネージャ」画面が表示されます。[取引先]リンクをクリックします。
- 「取引先」の詳細画面が表示されます。サイドバーの[項目とリレーション]をクリックします。
- デフォルト値が未設定でグローバル値セットがない項目 >デフォルト値を設定する
対象項目:「手数料負担区分」「回収方式」
- 共通の手順を行うと、「項目とリレーション」画面が表示されます。
ここでは例として、「手数料負担区分」にデフォルト値を設定します。[手数料負担区分]リンクをクリックします。
- 「Fee Burden Class (管理)」画面が表示されます。「値」欄が表示されるまで、画面を下にスクロールします。
- ここでは例として、「Partner」(相手先)をデフォルト値に設定します。
「Partner」の[編集]リンクをクリックします。
Salesforceの翻訳の設定で、「Partner」=「相手先」と紐づけられています。
参照:Salesforceの翻訳の設定については、記事末尾のPoint(2)を参照してください。
- 「選択リスト値の編集 手数料負担区分」画面が表示されます。
「マスタリストのデフォルト値に設定する」にチェックを付け、[保存]ボタンをクリックします。
- 手順2の「Fee Burden Class (管理)」画面に戻ります。
手順2と同様、「値」欄が表示されるまで、画面を下にスクロールします。
- 「Partner」の「デフォルト」にチェックが付いていることが確認できます。
- 「取引先」を新規に作成し、「会計設定の編集」画面を開きます。
「手数料負担区分」に、デフォルト値として設定した「相手先」(Partner)が表示されていることが確認できます。
- デフォルト値が設定済みでグローバル値セットがない項目 >デフォルト値を変更する
対象項目:「税額計算方法」「単価・数量の丸めモード」「金額・税率の丸めモード」
前出の「手数料負担区分」と同様の手順で、デフォルト値を変更することができます。
デフォルト値の設定と異なる点は、既存のデフォルト値の「マスタリストのデフォルト値に設定する」からチェックを外す必要があることです。
- デフォルト値が未設定でグローバル値セットがある項目 >デフォルト値を設定する
対象項目:「請求先 : 支払期日起算日」「請求先 : 支払期日算出方法」
- 共通の手順を行うと、「項目とリレーション」画面が表示されます。
ここでは例として、「請求先 : 支払期日起算日」にデフォルト値を設定します。
[請求先 : 支払期日起算日]リンクをクリックします。
- 「Bill To: Payment Due Start Date (管理)」画面が表示されます。
「グローバル値セット」の[Payment Due Start Date]リンクをクリックします。
- 「グローバル値セット (管理)」画面が表示されます。
ここでは例として、「Bill Date」(請求書発行日)をデフォルト値に設定します。
「値」欄で、「Bill Date」の[編集]リンクをクリックします。
Salesforceの翻訳の設定で、「Bill Date」=「請求書発行日」と紐づけられています。
参照:Salesforceの翻訳の設定については、記事末尾のPoint(2)を参照してください。
- 「選択リスト値の編集 Payment Due Start Date」画面が表示されます。
「マスタリストのデフォルト値に設定する」にチェックを付け、[保存]ボタンをクリックします。
- 手順3の「グローバル値セット (管理)」画面に戻ります。
「値」欄で、「Bill Date」の「デフォルト」にチェックが付いていることが確認できます。
- 「取引先」を新規に作成し、「会計設定の編集」画面を開きます。
「請求先 : 支払期日起算日」を見ると、デフォルト値として設定した「請求書発行日」(Bill Date)が表示されていることが確認できます。
Point(2) 「取引先」における、Salesforceの翻訳の設定(以下「翻訳の設定」)について説明します。
データ型が「選択リスト」の項目には、翻訳の設定で、各選択リスト値に日本語が紐づけられています。
デフォルト値の設定画面では選択リスト値が英語で表示されますが、翻訳の設定で日本語が紐づけられているため、「会計設定の編集」画面では日本語で表示されます。次の手順で、翻訳の設定を確認することができます。
- 設定の「ホーム」画面のクイック検索で「翻訳」と入力し、下に表示される[翻訳]をクリックします。
- 言語に「日本語」、設定コンポーネントに「選択リスト値」、およびオブジェクトに「取引先」を選択します。
- 下に表示されたリストにある項目の[+]をクリックすると、翻訳の設定が確認できます。
ここでは例として、「手数料負担区分」の[+]をクリックしています。
- 設定の「ホーム」画面のクイック検索で「翻訳」と入力し、下に表示される[翻訳]をクリックします。
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