バッチ処理(受注確定、請求締め、請求有効化・無効化、売上締め、および解約確定)に関連するオブジェクトに対して操作する権限がないプロファイル・ユーザであっても、バッチ処理が起動できるように設定します(実行許可の設定)。
Point(1) |
「操作する権限」とは、オブジェクトを作成・編集・削除する権限、およびオブジェクトの項目レベルセキュリティを編集する権限のことです。 例えば、オブジェクト「受注」に対し参照権限のみが付与されたユーザは受注確定ができませんが、当設定の「受注確定実行許可ON」にチェックを付け保存すると、受注確定ができるようになります。 |
参照:受注確定、請求締め、請求有効化・無効化、売上締め、および解約確定については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
全プロファイル・ユーザを対象とする設定と、特定のプロファイル・ユーザを対象とする設定があります。
■ 全プロファイル・ユーザを対象とする設定
- 「カスタム設定」画面で表示ラベル名「Batch Execution Authority Expand Setting」の[Manage]リンクをクリックします。
参照:画面を表示する手順については、カスタム設定(Salesforce標準画面)「共通手順」を参照してください。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行」画面が表示されます。
2つの[新規]ボタンのうち、上にある[新規]ボタンをクリックします。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行の編集」画面が表示されます。
実行許可を与える処理の「{処理名}実行許可ON」にチェックを付け、[保存]ボタンをクリックします。
全プロファイル・ユーザを対象とする設定のため、プロファイル・ユーザに関する項目はありません。
参照:項目の説明は、次の記事を参照してください。
ソアスク設定画面「カスタム設定のセクション」>「5. バッチ処理のシステム管理者権限実行」
- ここでは例として、「受注確定実行許可ON」にチェックを付け、[保存]ボタンをクリックします。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行の詳細」画面が表示されます。
内容を確認し、[最後に開いたビューへ]リンクをクリックします。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行」画面が表示されます。
「▼ デフォルトの組織レベルの値」を確認します。
全プロファイル・ユーザを対象とする「Batch Execution Authority Expand Setting」の設定は完了です。
注意(1) バッチ処理の起動が可能になっても、関連するオブジェクトの編集権限が付与されたわけではありません。
関連するオブジェクトのレコードを直接編集したい場合は、システム管理者がユーザに編集権限を付与するか、または編集権限のあるユーザでログインし直す、といった対応が必要です。
■ 特定のプロファイル・ユーザを対象とする設定
- 「カスタム設定」画面で表示ラベル名「Batch Execution Authority Expand Setting」の[Manage]リンクをクリックします。 ※全プロファイル・ユーザを対象とする設定の手順1と同じです。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行」画面が表示されます。 2つの[新規]ボタンのうち、下にある[新規]ボタンをクリックします。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行の編集」画面が表示されます。
「保存場所」で「プロファイル」または「ユーザ」のいずれかを選択し、虫眼鏡アイコン()をクリックします。
項目名 入力
必須説明 保存場所 ○ 次のいずれかを選択します。
「プロファイル」「ユーザ」「プロファイル」がデフォルトでセットされます。
(設定所有者) - 次の手順で、値を設定します。
- 虫眼鏡アイコン()をクリックし、「検索」画面を開きます。
- 「検索」画面でプロファイルまたはユーザを検索し、実行許可を与える対象(リンク)をクリックします。
- 上記でクリックしたプロファイルまたはユーザが、当項目に設定されます。
プロファイルまたはユーザを直接入力することもできます。
参照:「検索」画面については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
- 虫眼鏡アイコン()をクリックし、「検索」画面を開きます。
- ここでは例として、「保存場所」で「ユーザ」を選択し、虫眼鏡アイコン()をクリックします。
- 「検索」画面が表示されます。
ここでは例として、「最近参照したユーザ」の[設定担当A]リンクをクリックします。
Point(2) 手順4で「ユーザ」を選択したため、「検索」画面にはユーザの一覧が表示されています。
「プロファイル」を選択した場合は、プロファイルの一覧が表示されます。 - 「バッチ処理のシステム管理者権限実行の編集」画面に戻ります。
「保存場所」の右の項目に、「設定担当A」がセットされます。
実行許可を与える処理の「{処理名}実行許可ON」にチェックを付け、[保存]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 請求有効化・無効化実行許可ON - 当画面に設定したプロファイルまたはユーザを対象に、「請求」レコードの有効化および無効化の実行許可を与える場合にチェックを付けます。 請求締め実行許可ON - 当画面に設定したプロファイルまたはユーザを対象に、請求締めの実行許可を与える場合にチェックを付けます。 解約確定実行許可ON - 当画面に設定したプロファイルまたはユーザを対象に、解約確定の実行許可を与える場合にチェックを付けます。 受注確定実行許可ON - 当画面に設定したプロファイルまたはユーザを対象に、受注確定の実行許可を与える場合にチェックを付けます。 売上締め実行許可ON - 当画面に設定したプロファイルまたはユーザを対象に、売上締めの実行許可を与える場合にチェックを付けます。 - ここでは例として、「受注確定実行許可ON」にチェックを付け、[保存]ボタンをクリックします。
上記の例では、ユーザ「設定担当A」を対象に、受注確定の実行許可が与えられます。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行の詳細」画面が表示されます。
内容を確認し、[最後に開いたビューへ]リンクをクリックします。
- 「バッチ処理のシステム管理者権限実行」画面が表示されます。
「設定担当A」のレコードが追加されていることを確認します。
特定のプロファイル・ユーザを対象とする「Batch Execution Authority Expand Setting」の設定は完了です。
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