「設定マスタ」の設定手順、および各サブセクションについて説明します。
■ 「設定マスタ」の設定手順 ※「カスタム設定のセクション」の設定手順も同様です。
- 「ソアスク設定」画面左のメニューから、設定したい項目を選択し、リンクをクリックします。 ここでは例として、[契約管理関連]リンクをクリックします。
- 「契約管理関連」サブセクションの位置まで画面右がスクロールされます。
[Manage]ボタンをクリックします。
- 「契約管理関連」の編集画面が表示されます。
任意の項目に値を設定し、[Save]ボタンをクリックします。セクションの設定は完了です。
参照:「設定マスタ」を直接編集する手順、および「設定マスタ」の概要については、次の記事を参照してください。
マスタの設定「設定マスタ(自社会計情報)の編集(Salesforce標準画面)」
「設定マスタ(設定情報)の編集(Salesforce標準画面)」
■ 「設定マスタ」の各サブセクション
- インボイス制度
項目名 入力
必須説明 事業者番号 - 適格請求書発行事業者の登録番号を入力します。
参照:詳細は、次の国税庁ホームページを参照してください。
登録番号とは - 多通貨対応
項目名 入力
必須説明 マルチ通貨機能ON - マルチ通貨機能をONにする場合にチェックを付けます。 - 商談連携・受注確定
項目名 入力
必須説明 受注確定・解約確定の許可条件 - 受注確定と解約確定で共通の許可条件(以下「許可条件」)をSOQLで入力します。
SOQLの対象オブジェクトは「見積」です。
許可条件に「見積」の項目(ユーザカスタム項目を含む)を設定します。
ただし、データ型が次のいずれかに該当する場合は、使用できません。
「テキストエリア」「テキストエリア (リッチ)」「ロングテキストエリア」上記のデータ型を使用するとエラーとなります(Salesforceの仕様)。
ソアスク標準項目では、「備考」のデータ型が「ロングテキストエリア」のため、「備考」は許可条件の設定に使用できません。参照:SOQL(Salesforce Object Query Language)については、
次のSalesforce社ドキュメントを参照してください。
Salesforce Object Query Language (SOQL)商談連携 - 商談連携をONにする場合にチェックを付けます。
「商談」を利用する場合は、新規契約、契約変更、契約更新、および契約解約の前提条件となるため、必ずチェックを付けてください。
商談フェーズ(見積条件登録) - 「見積条件登録画面」にある「作成商談フェーズ」のデフォルト値を入力します。
「商談」の「フェーズ」に設定されている選択リスト値のいずれかと同じ文字列を入力してください。
参照:「商談」の「フェーズ」については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
「商談」の「フェーズ」で選択リスト値を変更した場合は、当項目の変更が必要かどうかを確認してください。
「作成商談フェーズ」は、契約更新時のみ設定することができる項目です。
参照:詳細は、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。商談フェーズ(受注確定) - 受注確定時に反映したい「商談」の「フェーズ」を入力します。
「商談」の「フェーズ」に設定されている選択リスト値のいずれかと同じ文字列を入力してください。
「フェーズ」の選択リスト値以外の文字列は、受注確定をしても「商談」の「フェーズ」には反映されません。「商談」の「フェーズ」で選択リスト値を変更した場合は、当項目の変更が必要かどうかを確認してください。
商談フェーズ(解約確定) - 解約確定時に反映したい「商談」の「フェーズ」を入力します。
「商談」の「フェーズ」に設定されている選択リスト値のいずれかと同じ文字列を入力してください。
「フェーズ」の選択リスト値以外の文字列は、解約確定をしても「商談」の「フェーズ」には反映されません。「商談」の「フェーズ」で選択リスト値を変更した場合は、当項目の変更が必要かどうかを確認してください。
- 契約管理関連
項目名 入力
必須説明 契約更新時に受注を確定 - 契約自動更新時、「商談」や「見積条件」などの作成後に自動で受注確定が行われるようにする場合にチェックを付けます。 契約更新種別 初期値 - 次のいずれかを選択します。
「スケジュール」「保留」「対象外」「契約管理」レコードが新規に作成される際、設定した値が「契約更新種別」のデフォルト値となります。
契約更新判定用日付項目 - 契約更新判定用のカスタム日付項目(API参照名)を入力します。
「契約管理」に作成したカスタム日付項目を指定すると、そのカスタム日付項目の日付の翌日に契約自動更新が行われるようになります。
受注確定まで行うかどうかは、「契約更新時に受注を確定」で設定します。
当項目に設定したカスタム日付項目の日付は、次契約予約の「見積登録画面」にある「予約更新日」のデフォルト値となります。
参照:次契約予約については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
予約更新判定用日付項目 - 予約更新判定用のカスタム日付項目(API参照名)を入力します。
「見積条件」に作成したカスタム日付項目を指定すると、そのカスタム日付項目の翌日の日付に契約予約更新が行われるようになります。
当項目が未設定の場合は、次契約予約の「見積登録画面」にある「予約更新日」の翌日の日付に契約予約更新が行われるようになります。
契約変更方法初期値 - 次のいずれかを選択します。
「ライセンス追加」「ライセンス洗替」契約変更時、設定した値が「見積条件登録画面」にある「見積種別」のデフォルト値となります。
「見積登録(LWC)」画面の場合は、ボタンで契約変更方法を選択するため、当項目は使用しません。
更新データ未存在時の「契約更新(手動)/ 次契約予約」を許可する - 契約更新の対象となる条件を満たす「見積明細」が0件の場合であっても、契約更新(手動)および次契約予約を許可する場合にチェックを付けます。
参照:契約更新の対象となる条件については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
ライセンス洗替時に既存の明細を追加する - デフォルトでチェックが付いています。
ライセンス洗替をする際に表示される「見積条件登録画面」および「見積登録(LWC)」画面で、既存の「見積明細」が追加されないようにする場合にチェックを外します。
チェックが付いている場合は、ライセンス洗替前に使用した「見積明細」が復元され追加された「見積条件登録画面」および「見積登録(LWC)」画面が表示されます。
参照:上記の各画面およびライセンス洗替については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
注意(1) 「ライセンス洗替時に既存の明細を追加する」にチェックが付いていても、その他の必要条件を満たしていない場合は、「見積明細」を復元することができません。
参照:必要条件の詳細については、次のOPSSドキュメントを参照してください。
【v3.13】契約変更のライセンス洗替時、契約中のライセンス情報を見積明細に引用する機能の実装
・ 見積明細が復元される条件
・ 復元される見積明細の条件
・ 注意点 - 売上・請求関連設定
項目名 入力
必須説明 差額設定先 - 次のいずれかを選択します。
「先頭月」「末尾月」「先頭月」がデフォルトで設定されています。
「見積明細」の「金額種別」が「年額」または「期間額」の場合、かつ金額を按分する際に差額が出た場合は、差額分が選択した先頭月または末尾月の明細に設定されます。
「見積明細」の「売上サイクル」が「初期費用按分」の場合、かつ金額を按分する際に差額が出た場合も同様に設定されます。組織売上計上日にち ○ 自社の定める売上計上日にちを選択します。
次のいずれかを選択します。
「1」~「28」、「末日」「末日」がデフォルトで設定されています。
「見積条件登録画面」および「見積登録(LWC)」画面のデフォルト値算出に使用されます。
参照:詳細は、表下のPoint(1)を参照してください。
請求締日と売上計上日で売上を分割する - 請求締日と売上計上日で売上を分割する場合にチェックを付けます。
「契約締日にちで売上を分割する」とは併用できません。
契約締日にちで売上を分割する - 契約締日にちで売上を分割する場合にチェックを付けます。
月中契約時、「納品明細」レコードの作成を分析レコードに合わせる場合にチェックを付けます。
「請求締日と売上計上日で売上を分割する」とは併用できません。
チェックを付けた場合は、「見積条件」の「契約締日にち」を設定する必要があります。参照:詳細は、次の記事を参照してください。
補足:サブスクリプション分析機能について「参照元のオブジェクトと項目」
>(納品明細)請求締日による納品明細分割時の金額計算方式 - 次のいずれかを選択します。
「日割り」「半額」ブランクの場合は、「日割り」が設定されているものとして扱われます。
請求予定日算出方法 - 次のいずれかを選択します。
「日付指定」「月指定」「見積登録画面」のデフォルト値算出に使用されます。
参照:詳細は、表下のPoint(2)を参照してください。
請求予定日基準項目 ○ 次のいずれかを選択します。
「契約日」「契約開始日」「契約終了日」「契約開始日」がデフォルトで設定されています。
各選択値の対象オブジェクトは「見積条件」です。
組織請求予定日にち ○ 自社の定める請求予定日にちを選択します。
次のいずれかを選択します。
「1」~「28」、「末日」「15」がデフォルトで設定されています。
請求予定月 - 次のいずれかを選択します。
「4ヶ月前」「3ヶ月前」「前々月」「前月」「当月」「翌月」「翌々月」
「3ヶ月後」「4ヶ月後」「見積条件」の「請求予定月」に設定される値です。
Point(1) ※ここでは、「見積条件登録画面」および「見積登録(LWC)」画面を見積画面と表記します。
「組織売上計上日にち」と見積画面の「契約期間 開始予定日」を基に、初回売上計上日が算出され、見積画面の「初回売上計上日」にデフォルトでセットされます。
参照:見積画面の項目については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
Point(2) ※ここでは、「見積条件登録画面」および「見積登録(LWC)」画面を見積画面と表記します。
「請求予定日算出方法」が「日付指定」「月指定」のいずれかによって、初回請求予定日の算出方法が異なります。
- 「請求予定日算出方法」=「日付指定」
・「組織請求予定日にち」≧見積画面の「契約期間 開始予定日」の日にち を満たしている場合:
例1)は、「契約期間 開始予定日」の年月+「組織請求予定日にち」で算出されます。
・上記の条件を満たしていない場合:
例2)は、「契約期間 開始予定日」の翌月の年月+「組織請求予定日にち」で算出されます。
算出された初回請求予定日は、見積画面の「初回請求予定日」にデフォルトでセットされます。
例1)「組織請求予定日にち」=「末日」、「契約期間 開始予定日」=2021/12/01(日にち=「1」)
初回請求予定日=2021/12/31となります。例2)「組織請求予定日にち」=「15」、「契約期間 開始予定日」=2021/12/16(日にち=「16」)
初回請求予定日=2022/01/15となります。- 「請求予定日算出方法」=「月指定」
「請求予定月」「組織請求予定日にち」「請求予定日基準項目」を基に、初回請求予定日が算出され、見積画面の「初回請求予定日」にデフォルトでセットされます。
「請求予定日基準項目」が「契約日」の場合は、見積画面の「契約日」が請求予定日算出の基準項目となります。
同様に、「請求予定日基準項目」が「契約開始日」の場合は見積画面の「契約期間 開始予定日」が、「契約終了日」の場合は「契約期間 終了予定日」が、請求予定日算出の基準項目となります。参照:見積画面の項目については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
- 「請求予定日算出方法」=「日付指定」
- 日割り・端数設定
項目名 入力
必須説明 日割り時に日数を固定する - 日割り計算時に日数を固定して計算する場合にチェックを付けます。
「見積明細」の日割り計算に使用する項目です。
「見積明細」の「金額種別」=「月額」の場合のみ有効です。ひと月の日数 - 日割り計算時に日数を固定して計算する場合に、自社で定めたひと月の日数を入力します。
「日割り時に日数を固定する」にチェックを付けると、設定が有効になります。
「見積明細」の日割り計算に使用する項目です。
「見積明細」の「金額種別」=「月額」の場合のみ有効です。参照:「見積明細」の日割り計算については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
日割り時の金額計算方式 - 次のいずれかを選択します。
「日割り」「半額」「先頭月日割り最終月残り月額」「見積明細」の日割り計算に使用する項目です。
「見積明細」の「金額種別」=「月額」の場合のみ有効です。参照:「見積明細」の日割り計算については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
請求サイクルの端数月を先頭にする - (利用期間÷請求サイクル)で端数月が発生する場合は、通常、最後の請求サイクルが端数月になりますが、当項目にチェックを付けると、請求サイクルの先頭が端数月になります。
参照:「請求サイクルの端数月を先頭にする」にチェックを付けるケースについては、
表下のPoint(3)を参照してください。
Point(3) 「請求サイクルの端数月を先頭にする」にチェックを付けるケースについて、例を使って説明します。
まず、新規契約を行います。契約内容は、次のとおりです。
◆初回契約
①利用期間:1月~12月 ②売上サイクル:毎月 ③請求サイクル:3ヶ月 ④初回請求予定日:3/31
次に、契約変更でライセンス追加をします。「請求サイクルの端数月を先頭にする」にはチェックを付けていません。契約内容は、次のとおりです。
◆追加契約:「請求サイクルの端数月を先頭にする」にチェックなし
①利用期間:8月~12月 ②売上サイクル:毎月 ③請求サイクル:3ヶ月
初回契約の7月~9月分と追加契約の8月~10月分の請求予定日に差異が生じることがわかります。この差異を解消するため、「請求サイクルの端数月を先頭にする」にチェックを付けます。
◆追加契約:「請求サイクルの端数月を先頭にする」にチェックあり
①利用期間:8月~12月 ②売上サイクル:毎月 ③請求サイクル:3ヶ月
これで、初回契約の7月~9月分と追加契約の8月~9月分の請求予定日が同じ日になります。参照:新規契約、契約変更については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
- 従量課金設定
項目名 入力
必須説明 0円の従量課金に納品明細を作
成する- 0円の従量課金に「納品明細」を作成する場合にチェックを付けます。
参照:詳細は、マスタの設定「設定マスタ(設定情報)の編集(Salesforce標準画面)」を参照してください。
- 仕入設定
項目名 入力
必須説明 仕入自動作成 - 受注確定時に仕入データが自動で作成されるようにする場合にチェックを付けます。 販売と購買の金額種別をそろえる - 販売系オブジェクトの「金額種別」を購買系オブジェクトにも適用し、販売系と購買系の「金額種別」をそろえる場合にチェックを付けます。
「見積明細」に「仕入先」を設定し受注確定をした場合は発注データが作成されますが、チェックの有無で、次のように結果が変わります。
- チェックが付いている場合
「見積明細」の「金額種別」は、「発注明細」に引き継がれます。
- チェックが付いていない場合
引き継ぎはなく、「発注明細」の「金額種別」は、「月額」に固定されます。
当セクションの「仕入自動作成」にチェックが付いている場合は「発注明細」が作成される際に「仕入明細」も作成されますが、「金額種別」の設定は「発注明細」と同じです。
Salesforce標準画面には、上記のほかに残高管理設定用の項目があります。
参照:詳細は、マスタの設定「設定マスタ(設定情報)の編集(Salesforce標準画面)」を参照してください。 - チェックが付いている場合
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