各オブジェクト間でのデータの引き継ぎについて、新規契約、契約変更、契約更新、および契約解約に分けて説明します。
■ 新規契約
- 「商談」「販売」から「見積条件」への引き継ぎ(見積作成)
「取引先」代表「請求先」がそのまま引き継がれます。
「エンドユーザ」を設定していた場合は、「エンドユーザ」も引き継がれます。
「商談」から「見積条件」を登録した際に自動で作成される「販売」には、「見積条件」の値が引き継がれます。
- 「見積条件」から「契約管理」への引き継ぎ(受注確定、仮受注)
「取引先」代表「請求先」「エンドユーザ」がそのまま引き継がれます。
- 「見積条件」から(「受注」経由で)「納品」への引き継ぎ(受注確定)
「取引先」代表「請求先」がそのまま引き継がれ、「エンドユーザ」が「納品先」に引き継がれます。
- 「見積条件」から「受注」への引き継ぎ(仮受注)
「取引先」代表「請求先」「エンドユーザ」がそのまま引き継がれます。
- 「受注」から「納品」への引き継ぎ(仮受注からの本契約登録)
「取引先」代表「請求先」がそのまま引き継がれ、「エンドユーザ」が「納品先」に引き継がれます。
- 「納品」から「請求」への引き継ぎ(請求一括作成、個別作成)
「取引先」代表「請求先」がそのまま引き継がれ、「納品先」が「エンドユーザ」に引き継がれます。
■ 契約変更
- 「商談」「販売」から「見積条件」への引き継ぎ(見積作成)
「商談」「販売」に設定した「契約管理」の「取引先」代表「請求先」「エンドユーザ」がそのまま引き継がれます。
- 「見積条件」から「契約管理」への引き継ぎ(受注確定)
「見積条件」の「取引先」代表「請求先」「エンドユーザ」が「契約管理」から引き継いだあとに変更されていた場合は、引き継がれ(更新され)ます。
- 「見積条件」から(「受注」経由で)「納品」への引き継ぎ(受注確定)
新規契約の場合と同じです。
- 「受注」から「納品」への引き継ぎ(仮受注からのライセンス洗替)
「取引先」代表「請求先」がそのまま引き継がれ、「エンドユーザ」が「納品先」に引き継がれます。
- 「納品」から「請求」への引き継ぎ(請求一括作成、個別作成)
新規契約の場合と同じです。
仮受注用の「受注」は、新規契約時に作成されます。ライセンス洗替によって本契約に昇格します。
■ 契約更新
- 「契約管理」から「見積条件」への引き継ぎ(契約更新)
「取引先」代表「請求先」「エンドユーザ」がそのまま引き継がれます。
- 「見積条件」から「契約管理」への引き継ぎ(受注確定)
すでに同一であるため、引き継ぎは行われません。
- 「見積条件」から「納品」への引き継ぎ(受注確定)
新規契約の場合と同じです。
- 「納品」から「請求」への引き継ぎ(請求一括作成、個別作成)
新規契約の場合と同じです。
契約更新の場合は、仮受注に関する引き継ぎがありません。
■ 契約解約
- 「商談」「販売」から「見積条件」への引き継ぎ(解約予定情報の登録)
「商談」「販売」に設定した「契約管理」の「取引先」代表「請求先」「エンドユーザ」がそのまま引き継がれます。
「商談」「販売」の「取引先」代表と「契約管理」の「取引先」代表は同一である必要があります。
- 「見積条件」から「契約管理」への引き継ぎ(解約確定)
すでに同一であるため、引き継ぎは行われません。
契約解約の場合は、受注確定および請求データの作成がありません。仮受注に関する引き継ぎもありません。
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