日割り計算の設定方法と計算結果について、日割り計算をしない場合も含め、例を使って比較します。
「見積条件登録画面」を使用した例ですが、「見積登録画面(LWC)」の場合も同様です。
- 日割り計算をしない場合 ※以降は、すべて日割り計算をする場合です。
- 「日割り時の金額計算方式」=「日割り」で「日割り時に日数を固定する」にチェックを付けなかった場合
- 「日割り時の金額計算方式」=「日割り」で「日割り時に日数を固定する」にチェックを付けた場合
- 「日割り時の金額計算方式」=「半額」の場合
- 「日割り時の金額計算方式」=「先頭月日割り最終月残り月額」の場合
■ 日割り計算をしない場合 ※「日割り対象」にチェックを付けなかった場合です。
次の例で「合計金額」は、¥12,000×12ヶ月=¥144,000 となります。
以降の例は、すべて日割り計算をする(「日割り対象」にチェックを付けた)場合です。
■「日割り時の金額計算方式」=「日割り」で「日割り時に日数を固定する」にチェックを付けなかった場合
「設定マスタ」(自社会計情報)の「日割り時に日数を固定する」にチェックを付けません。
次の例で「合計金額」は、¥12,000×11ヶ月+(¥12,000÷31日×14日)=¥137,419 となります。
Point(1) |
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■「日割り時の金額計算方式」=「日割り」で「日割り時に日数を固定する」にチェックを付けた場合
「設定マスタ」(自社会計情報)の「日割り時に日数を固定する」にチェックを付け、「ひと月の日数」に任意の日数を設定します。ここでは例として、「ひと月の日数」に「30」を設定します。
次の例で「合計金額」は、¥12,000×11ヶ月+(¥12,000÷30日×14日)=¥137,600 となります。
Point(2) |
計算式の括弧内(¥12,000÷30日×14日)が日割り計算をしている部分です。 |
■「日割り時の金額計算方式」=「半額」の場合
次の例で「合計金額」は、¥12,000×11ヶ月+(¥12,000÷2)=¥138,000 となります。
■「日割り時の金額計算方式」=「先頭月日割り最終月残り月額」の場合
先頭月と最終月がうるう年とそうでない年の2月で(日割り計算の分母が)カレンダーどおりの日数の場合は、日割り計算時の分母が異なります。
そのため、単純に日割り計算をすると、「日割り対象日数」が28日の場合でも月額と一致しないケースが発生します。
上記のようなケースを回避するため、「先頭月日割り最終月残り月額」を利用します。
これまでの例と利用期間を変え、2023/02/16~2024/02/15(うるう年)とします。
次の例で「合計金額」は、¥12,000×11ヶ月+(¥12,000÷28日×13日)+(¥12,000-日割り計算の結果)=¥144,000 となります。
Point(3) |
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