受注確定で作成された納品データを基に、請求締めで請求データ(請求、請求明細)を作成します。
手順の概要は、次のとおりです。
- 検索条件を設定し、請求データの作成元となる納品データを絞り込みます。
グルーピング条件を設定すると、検索結果をグループ単位に表示できます。
- 検索結果の明細に、必要に応じて「請求書発行日」「件名」等のデータを入力します。
「請求書発行日」「件名」については、一括入力機能があります。
- 請求一括登録バッチを起動し、請求データを作成します。
次の手順で請求締めを行います。
- 画面左上の[]をクリックします。
- プルダウンメニューが表示されます。
検索キーに「V2」と入力し、下に表示される[請求締め(V2)]リンクをクリックします。
- 「請求締め」画面が表示されます。「請求予定日」を入力します。
必要に応じて他の検索条件やグルーピング条件も設定し、[検索]ボタンをクリックします。
ここでは例として、次のように設定し、[検索]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 検索条件 ※請求締め対象の「納品」「納品明細」を絞り込むための検索条件です。 締日 - ※ソアスクでは、当項目を使用しての検索は想定していません。
当項目の代わりに、「請求予定日」を使用します。請求予定日 - 請求予定日を入力します。
次の条件で「納品明細」が絞り込まれます。
当項目 ≧ 「納品明細」の「請求予定日」
※「締日」を入力しない場合は入力必須です。
納品日(From ~ To) - 納品日を範囲指定で入力します。
次の条件で「納品」が絞り込まれます。
当項目のFrom ≦ 「納品」の「納品日」 ≦ 当項目のTo
納品書発行日(From ~ To) - 納品書発行日を範囲指定で入力します。
次の条件で「納品」が絞り込まれます。
当項目のFrom ≦ 「納品」の納品書発行日 ≦ 当項目のTo
請求先 - 「取引先」を参照し設定します。
設定した請求先で納品データが絞り込まれます。
参照:虫眼鏡アイコン()については、次の記事を参照してください。
補足:子画面について(VF)「検索画面(虫眼鏡アイコン)(VF)」契約管理 - 「契約管理」を参照し設定します。
設定した契約管理で納品データが絞り込まれます。
受注 - 「受注」を参照し設定します。
設定した受注で納品データが絞り込まれます。
事業所 - 「事業所マスタ」を参照し設定します。
設定した事業所で納品データが絞り込まれます。
部門 - 「部門マスタ」を参照し設定します。
設定した部門で納品データが絞り込まれます。
主担当者 - 「要員マスタ」を参照し設定します。
設定した主担当者で納品データが絞り込まれます。
グルーピング条件 ※検索結果をグループ単位に表示する場合に設定します。 契約管理 - 契約単位で表示する場合にチェックを付けます。
「契約管理」を基にグルーピングされます。
受注 - 受注単位で表示する場合にチェックを付けます。
「受注」を基にグルーピングされます。
事業所 - 事業所単位で表示する場合にチェックを付けます。
「事業所マスタ」を基にグルーピングされます。
※ソアスクのみ利用している場合は使用しません。
部門 - 部門単位で表示する場合にチェックを付けます。
「部門マスタ」を基にグルーピングされます。
主担当者 - 主担当者単位で表示する場合にチェックを付けます。
「要員マスタ」を基にグルーピングされます。
[検索]ボタン - クリックすると、「請求作成」セクションに検索結果が表示されます。
注意(1) 「請求予定日」が設定されている「納品明細」レコードがある場合でも次のいずれかの条件を満たす場合は、検索結果がエラーとなります。 - 検索条件の「請求予定日」 ≧ 「納品明細」の「請求予定日」 となるレコードが1件もない
- 検索条件の「請求予定日」 ≧ 「納品明細」の「請求予定日」 となるレコードがすべて請求済
Point(1) 次のいずれかの条件を満たす「納品明細」レコードは、請求締めの検索対象外となります。
- 「請求済」にチェックが付いている
- 「請求予定日」が設定されていない
- 紐づく「契約ライセンス」の「請求対象外」にチェックが付いている
- 紐づく「契約ライセンス」の親オブジェクトである「契約管理」の「請求対象外」にチェックが付いている
一部の「納品明細」レコードを意図的に請求対象外としたい場合は、請求締めを行う前に、対象となる「契約管理」または「契約ライセンス」の編集画面で「請求対象外」にチェックを付けてください。
Point(2) - 「納品日」は「納品」の必須項目であるため、日付ですべてのレコードを検索できます。
- 「納品書発行日」は必須項目ではないため、日付では検索できないレコードがあります。
- 各日付項目の右にある日付のリンクをクリックすると、当日日付が入力されます。
- 検索条件の「請求予定日」 ≧ 「納品明細」の「請求予定日」 となるレコードが1件もない
- 検索が終了すると、画面下に「一括入力」と「請求作成」(検索結果)のセクションが追加表示されます。
対象外とする明細からチェックを外し、必要に応じて「請求書発行日」「件名」等を入力します。
最後に[請求作成]ボタンをクリックします。
ここでは例として、次のように設定し、[請求作成]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 一括入力 ※「請求作成」の「請求書発行日」「件名」を一括で入力する場合に利用します。 請求書発行日 - 請求書発行日を入力します。
「請求作成」の「請求書発行日」をすべて同じ日付にする場合に入力します。
納品データと紐づく「契約管理」の「支払期日起算日」が「請求書発行日」で、かつ当項目をデフォルト値から変更した場合は、変更後の日付を基に「支払期日」が再計算され、表示が変更されます。
件名 - 件名を入力します。
「請求作成」の「件名」をすべて同じ件名にする場合に入力します。
[反映]ボタン - クリックすると、入力した「請求書発行日」「件名」が一括で「請求作成」の全明細に反映されます。 請求作成 ※検索結果が表示されます。グルーピング条件を設定した場合は、グループ単位に表示されます。 (チェックボックス) - すべての明細にデフォルトでチェックが付きます。
- この状態で[請求作成]ボタンをクリックすると、全明細を対象に請求一括登録バッチが起動します。
- 必要に応じて、対象外の明細からチェックを外します。
見出しのチェックボックスにチェックを付けると、全明細にチェックが付き、外すと全明細からチェックが外れます。
請求先 - 請求先として紐づく「取引先」の「取引先名」がリンク表示されます。
クリックすると、対象レコードの詳細画面が表示されます。
納品先 - 納品先として紐づく「取引先」の「取引先名」がリンク表示されます。
クリックすると、対象レコードの詳細画面が表示されます。
契約管理 - グルーピング条件で「契約管理」を選択した場合に列が追加され、当グループと紐づく「契約管理」の「契約名」がリンク表示されます。
クリックすると、対象レコードの詳細画面が表示されます。
受注 - グルーピング条件で「受注」を選択した場合に列が追加され、当グループに紐づく「受注」の「受注番号」がリンク表示されます。
クリックすると、対象レコードの詳細画面が表示されます。
事業所 - グルーピング条件で「事業所」を選択した場合に列が追加され、当グループに紐づく「事業所マスタ」の「事業所名」がリンク表示されます。
クリックすると、対象レコードの詳細画面が表示されます。
部門 - グルーピング条件で「部門」を選択した場合に列が追加され、当グループに紐づく「部門マスタ」の「部門」がリンク表示されます。
クリックすると、対象レコードの詳細画面が表示されます。
主担当者 - グルーピング条件で「主担当者」を選択した場合に列が追加され、当グループに紐づく「要員マスタ」の「要員氏名」がリンク表示されます。
クリックすると、対象レコードの詳細画面が表示されます。
請求書発行日 - 請求書発行日を入力します。
デフォルトで当日がセットされます。
「一括入力」を使用し、すべて別の日付に変更することもできます。
件名 - 件名を入力します。
「一括入力」を使用し、すべて同じ件名を入力することもできます。
支払期日 - 支払期日を入力します。
当レコードと紐づく「契約管理」の「支払期日算出方法」「支払月」「支払日」「支払期日(日数)」等を基に算出された値がデフォルトでセットされます。
「契約管理」の項目で算出できない場合は、当レコードに請求先として紐づく「取引先」>「会計設定」の「請求先 : 支払日」を基に算出されます。
帳票タイプ - ※現在は使用していない項目です。 金額 - 1グループごとの「金額」の合計が表示されます。 納品明細数 - 1グループごとの「納品明細」の総数が表示されます。 [請求作成]ボタン - クリックすると、請求一括登録バッチが起動します。
納品データを基に、「請求」「請求明細」が作成されます。
注意(2) - 請求一括登録バッチで一度に処理できる総明細数は999件までです。
検索した結果、総明細数が999件を超えていても1000件目以降は表示されません。
総明細数が999件を超える場合は、検索条件を変え請求一括登録バッチを複数回起動して処理するか、手動で請求データを登録する必要があります。
- 請求一括登録バッチで一度に処理できる「請求先」は100件までです。
検索した結果、「請求先」が100件を超えていても101件目以降は表示されません。
請求一括登録バッチを複数回起動して処理してください。
請求一括登録バッチで一度処理された納品データは検索対象外(請求済)となるため、一度に処理しきれなかった明細は2回目以降の検索で表示されるようになります。
Point(3) - 「請求作成」セクションにある「取引先」や「契約管理」などのリンクをクリックした場合は、検索結果がクリアされてしまうため、再検索が必要になります。
設定した検索条件が多い場合は、念のため、画面のキャプチャを採取しておくことをお勧めします。
- 各日付項目の右にある日付のリンクをクリックすると、当日日付が入力されます。
- この状態で[請求作成]ボタンをクリックすると、全明細を対象に請求一括登録バッチが起動します。
- 「請求一括登録バッチを開始しました。」というメッセージが表示されます。
- バッチ処理が完了すると、次のような自動送信メールが届きます。
請求締めによる請求データの作成は完了です。
Point(4) - 請求一括登録バッチによって作成された「請求」は、「請求」のリストビュー「最近参照したデータ」の初期画面には表示されません。
- レコード自体は存在するため、[最近参照したデータ ▼]>[All Bills]をクリックすると表示されます。
Point(5) - 作成した請求データを無効化すると、再度請求締めで請求データを作成できるようになります。
参照:請求データの無効化については、次の記事を参照してください。
請求データの無効化・有効化「無効化・有効化の概要(請求データ)」以降
- 新規リストビューを作成し、検索条件を追加して特定の「請求」レコードを表示することもできます。
参照:リストビューの作成については、次のSalesforceヘルプを参照してください。
Lightning Experience のリストビューの作成またはコピー
- バッチ処理がエラーとなった場合は、エラーに関する情報が「バックグラウンド処理履歴」のレコードとして作成されます。
正常終了した場合にも、「バックグラウンド処理履歴」のレコードが作成されます。
- 画面に表示されるエラーメッセージには、エラーの対象処理を示す「レコードID」が含まれています。
この「レコードID」を基に、「バックグラウンド処理履歴」の詳細画面を開きます。
参照:詳細は、受注確定(新規契約)「受注確定のバッチ処理がエラーとなった場合」を参照してください。
正常終了した場合の「バックグラウンド処理履歴」の確認は、アプリケーションランチャー経由で行います。
参照:詳細は、契約更新(LWC)「バックグラウンド処理履歴を確認する(LWC・VF)」を参照してください。 - 請求一括登録バッチによって作成された「請求」は、「請求」のリストビュー「最近参照したデータ」の初期画面には表示されません。
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