受注確定の取り消し(以下「取り消し」)が可能な状態や取り消しの手順、各オブジェクトの扱いなどについて説明します。
取り消しを行うと、受注確定に関わる各オブジェクトが受注確定前の状態に戻されます。
■ 取り消しが可能な状態
新規契約、契約変更のライセンス追加、および契約更新、それぞれの受注確定後に取り消しを行うことができます。
■ 取り消しの手順
ここでは例として、新規契約の受注確定後に取り消しを行います。
- 「商談」の関連リスト、または「見積条件」の詳細画面で[見積番号]リンクをクリックします。
◆「商談」の関連リスト
参照:詳細は、見積データの確認「商談にある見積のセクション」を参照してください。
◆「見積条件」の詳細画面
参照:詳細は、見積データの確認「見積条件の詳細情報」を参照してください。
- 「見積」の詳細画面が表示されます。
取り消し対象のレコードであることを確認し、アクションの[受注確定取消]をクリックします。
参照:詳細は、見積データの確認「見積の詳細情報」を参照してください。
注意(1) 次のような見積データを選択した場合は、取り消しのバッチ処理でエラーとなるため、注意してください。
- 契約変更のライセンス洗替で登録した見積データ
- 契約解約で登録した見積データ
- 契約変更または契約更新で直近の見積データが登録されている状態での旧見積データ
- 紐づく納品データが請求済になっている見積データ
納品データから作成された請求データを無効化すると、取り消しを行うことができます。
参照:詳細は、請求データの無効化・有効化「有効な請求データを無効化する」を参照してください。
- 紐づく「契約ライセンス」に「従量課金」または「利用実績」のレコードが登録されている見積データ
参照:従量課金機能については、その他の機能:従量課金機能「従量課金データを登録する」以降を参照してください。
参照:「利用実績」については、その他の機能:従量課金機能「利用実績締めで従量課金データを作成する」を参照してください。
- 契約変更のライセンス洗替で登録した見積データ
- 確認メッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
- バッチ処理が起動し、次のメッセージが表示されます(時間が経つと消えますが、完了ではありません)。
- 次のメッセージが表示されれば、取り消しの手順は完了です。
引き続き「見積」の詳細画面を確認します。
契約区分によって、括弧内(○○○○)の表示が異なります。
- [詳細]タブを見ると、「受注済」のチェックが外れていることが確認できます。
■ 各オブジェクトの扱い
受注確定(取り消し)に関わる各オブジェクトの扱いは、次のとおりです。
オブジェクト | 新規契約 |
契約変更 |
契約更新 |
見積・見積明細 | 「見積」の「受注済」からチェックが外れます。「見積明細」は変更されません。 | ||
納品・納品明細 | 対象レコードが削除されます。 | ||
受注・受注明細 | |||
購買 | |||
発注・発注明細 | |||
仕入・仕入明細 | |||
契約管理 | 対象レコードが削除されます。 | 変更されません。 | 変更履歴を基に、受注確定前のレコードに戻されます。 |
契約管理変更履歴 | 対象レコードが削除されます。 | 最新履歴の「取消済」(非表示項目)が「true」になります。 |
最新履歴の「取消済」(非表示項目)が「true」になります。 1つ前の履歴の「適用終了日」がブランクになります。 |
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