開発者コンソールからApexコードを実行して、分析レコードを即時に作成します。
- 過去日または過去日までの日数(マイナス)を指定すると、システム日付当日~過去日と各参照元オブジェクトの日付項目が比較され、対象データが抽出されます。
その抽出データを基に、分析レコードを作成することができます。
参照:バッチ処理内部で行われる分析レコードの処理については、手順4下のPoint(2)を参照してください。
- 対象となる期間をシステム日付当日~前日に固定する場合は、分析レコード作成用のジョブをスケジュールに登録することをお勧めします(毎回、手動で分析レコードを作成する必要がなくなります)。
参照:詳細は、次の記事を参照してください。
補足:サブスクリプション分析機能について「分析レコード作成用のジョブをスケジュールに登録する」
- 画面右上の[]>[開発者コンソール]をクリックします。
- 「開発者コンソール」画面が表示されます。
メニューバーで[Debug]>[Open Execute Anonymous Window]をクリックします。
- 匿名Apex実行画面が表示されます。
分析レコード作成用のApexコードを入力し、[Execute]ボタンをクリックします。
- ここでは例として、次のように入力し、[Execute]ボタンをクリックします。
バッチ処理が起動します。
Point(1) 次の書式で入力します(2行)。
appsfs.CreateAnalysisBatch batch = new appsfs.CreateAnalysisBatch({Dateインスタンス});
Database.executeBatch(batch);分析レコードの作成対象とする期間は、{Dateインスタンス} の指定内容によって決まります。
- Date.today().addDays(-1) の場合
システム日付当日~前日の期間が作成対象となります(上記画面の例です)。
Date.today().addDays(-100) とした場合は100日前までの期間が作成対象となります。
- Date.newInstance(2021, 1, 1) の場合
2021年1月1日以降の期間が作成対象となります。
Point(2) バッチ処理が起動すると、分析レコード(分析、分析明細)は、次のように内部で処理されます。
{Dateインスタンス} が表す期間をDとします。- 「計上日」≧Dとなる既存の分析レコードは削除されます。
- 「契約期間 終了日」≧Dとなる「契約管理」レコードを基に、新規に分析レコードが作成されます。
「売上対象期間 終了日」<Dとなる「納品明細」レコードは分析対象外です。
- 「契約期間 終了日」≧Dとなる「商談」レコードまたは「販売」レコードを基に、新規に分析レコードが作成されます。
- 「見積条件」の「契約期間 終了予定日」≧Dとなる「見積条件」レコードを基に、新規に分析レコードが作成されます。
- Date.today().addDays(-1) の場合
- 画面下にあるログリストに処理の進行状況が表示され、しばらくするとバッチ処理が終了します。
正常に終了した場合は、ログリストのすべての「Status」に「成功」と表示されます。
Apexコードの実行による分析レコードの作成は完了です。
Point(3) バッチ処理の終了時に、「バックグラウンド処理履歴」レコードが作成されます。
処理が異常終了した場合は、エラーの概要や対象レコードのID/URLなどが記録されるため、原因の特定に役立てることができます。「バックグラウンド処理履歴」レコードは、契約自動更新および契約予約更新のジョブでも作成されます。
参照:「バックグラウンド処理履歴」の確認方法については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
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