| 注意(1) | 
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請求を月中で締める手順を説明します。
 
■ 例に使用している品目・サービス
 ① 従量課金_従量 ※品目・サービス名です(以降も同様)。
- 「従量課金種別」=「従量」
 - 
「数量別単価」の設定
最小数量 最大数量 単価 1 150 100 151 200 90 201 250 80 251 9,999,999,999,999,999 
(自動で入る最大数量)70 ※固定利用枠は使用しません(以降も同様)。
 
② 従量課金_変動
- 「従量課金種別」=「変動」
 - 
「数量別単価」の設定
最小数量 最大数量 単価 1 150 100 151 200 90 201 250 80 251 9,999,999,999,999,999 
(自動で入る最大数量)70 ※「従量」と同じ設定です。
 
③ 従量課金_階段
- 「従量課金種別」=「階段」
 - 
「階段別金額」の設定
最小数量 最大数量 金額 1 150 1,000 151 200 1,250 201 250 1,500 251 9,999,999,999,999,999 
(自動で入る最大数量)1,750 ※「階段」の場合は、「単価」ではなく「金額」を設定します。
 
■ 必要な設定
- 「設定マスタ」(設定情報)>「月内の複数従量課金レコードを許容する」
デフォルト値(チェックあり)
 - 「見積条件」>「請求締日にち」 ※請求を分割したい日にちを設定します。
ここでは例として、「25」を設定しています。 
 ※請求の分割には影響しませんが、「見積条件」>「契約締日にち」に「末日」を設定しています。
 
■ 共通手順
「従量課金種別」によって作成されるレコードのパターンが異なるため、共通手順以降は、パターンごとに説明します。
- 「商談」(「商談」を利用していない場合は「販売」)を登録し、「見積登録(LWC)」画面、または「見積条件登録画面」を開きます。
 - 「見積登録(LWC)」画面の場合は、ヘッダーの項目を設定します。
「見積条件登録画面」の場合は、「見積条件」「見積」の項目を設定します。
「見積条件」の項目を次のように設定します。
「請求締日にち」=「25」(請求対象期間のサイクルの締日を決めます)
 - 
従量課金の品目・サービスを明細に追加し、「見積明細」ごとに、従量課金設定を行います。
上記は、「見積登録(LWC)」画面の例です。「見積条件登録画面」の場合は、[従量課金設定]ボタンを使用します。Point(1) 「従量登録」画面では、「単価マスタ」に登録された優先度の高い「契約単価」が自動で表示されます。 
別の「契約単価」が登録されている場合は、そちらも適用できます。新規の「契約単価」を登録することもできます。 - 受注確定をします。
通常の受注確定では、受注データ、納品データ、および契約管理データが自動で作成されますが、従量課金の場合のみ納品データが自動で作成されません。
 
以降の手順は、「従量課金種別」によって異なります。
 
■ パターン① 「従量課金種別」=「従量」
- 共通手順で「従量課金種別」=「従量」の品目・サービスを「見積明細」に登録し、受注確定をします。
 - 作成された「契約管理」> 従量課金の「契約ライセンス」から、「利用実績」を登録します。
ここでは例として、次のように「利用実績」を複数件登録します。
 - 利用実績締めを行い、「従量課金」を作成します。
参照:利用実績締めについては、次の記事を参照してください。
その他の機能:従量課金機能「利用実績締めで従量課金データを作成する」
ここでは、次の2件が作成されます。
 - 「従量課金」の作成に伴い、納品データ(納品+納品明細)が作成されます。
「従量課金」の「計上日」がいずれも 2024/08/31 であるため、1件の「納品」にまとめられます。
上記の「納品明細」の詳細画面を開き、「請求予定日」を確認します。
・ 1行目の「納品明細」 ※「締日」= 2024/08/02、2024/08/16 の「利用実績」から作成されています。
「請求予定日」= 2024/09/15
・ 2行目の「納品明細」 ※「締日」= 2024/08/30 の「利用実績」から作成されています。
「請求予定日」= 2024/10/15
1行目と2行目で「請求予定日」の月が切り替わっているため、「請求締日にち」に設定した日にち「25」で請求が締められていることが確認できます。
 
■ パターン② 「従量課金種別」=「変動」
- 共通手順で「従量課金種別」=「変動」の品目・サービスを「見積明細」に登録し、受注確定をします。
 - 作成された「契約管理」> 従量課金の「契約ライセンス」から、「利用実績」を登録します。
ここでは例として、次のように「利用実績」を複数件登録します。
 - 利用実績締めを行い、「従量課金」を作成します。
ここでは、次の2件が作成されます。
 - 「従量課金」の作成に伴い、納品データ(納品+納品明細)が作成されます。
「従量課金」の「計上日」がいずれも 2024/08/31 であるため、1件の「納品」にまとめられます。
上記の「納品明細」の詳細画面を開き、「請求予定日」を確認します。
・ 1行目の「納品明細」 ※「締日」= 2024/08/02、2024/08/09、2024/08/16 の「利用実績」から作成されています。
「請求予定日」= 2024/09/15
・ 2行目の「納品明細」 ※「締日」= 2024/08/23 の「利用実績」から作成されています。
「請求予定日」= 2024/09/15
・ 3行目の「納品明細」 ※「締日」= 2024/08/30 の「利用実績」から作成されています。
「請求予定日」= 2024/10/15
1~2行目と3行目で「請求予定日」の月が切り替わっているため、「請求締日にち」に設定した日にち「25」で請求が締められていることが確認できます。
1~2行目が1件の「納品明細」にまとめられていないのは、変動する単価によって次のように分割されるためです。
・ 1行目の「納品明細」
「数量」= 1 から 150 までの「単価」= 100
・ 2行目の「納品明細」
「数量」= 151 から 200 までの「単価」= 90
 
■ パターン③ 「従量課金種別」=「階段」
- 共通手順で「従量課金種別」=「階段」の品目・サービスを「見積明細」に登録し、受注確定をします。
 - 作成された「契約管理」> 従量課金の「契約ライセンス」から、「利用実績」を登録します。
ここでは例として、次のように「利用実績」を複数件登録します。
 - 利用実績締めを行い、「従量課金」を作成します。
ここでは、次の2件が作成されます。
2行目は、「締日」= 2024/08/30 の「利用実績」から作成されています。
 - 「従量課金」の作成に伴い、納品データ(納品+納品明細)が作成されます。
「従量課金」の「計上日」がいずれも 2024/08/31 であるため、1件の「納品」にまとめられます。
「従量課金種別」=「階段」のため、「納品」に紐づく「納品明細」は1件です。
上記の「納品明細」の詳細画面を開き、「請求予定日」を確認します。
・ 「納品明細」 ※「締日」= 2024/08/30 を含む、すべての「利用実績」から作成されています。
「請求予定日」= 2024/09/15
「従量課金種別」=「階段」の場合は、月中で請求を締められないことが確認できます。 
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