階層構造の明細を扱う場合の制限事項や補足などについて説明します。
■「受注登録画面」「納品登録画面」「請求登録画面」の操作に関する制限事項
レコードタイプ =「品目説明」「階層」の明細行が含まれている場合は、次の制限があります。
- 明細行の並び順を入れ替えることはできません。
並び替え用のボタンが非活性化します。
- 「見積明細」が紐づいている受注明細行、「受注明細」が紐づいている納品明細行、および「納品明細」が紐づいている請求明細行は、削除することができません。
- レコードタイプ =「品目説明」「階層」の明細行は、次の項目の入力欄が表示されません。
「標準価格」「仕切率(%)」「単価」「仕入単価」
- 登録した「受注」「納品」「請求」の各詳細画面にあるアクション[コピー]は使用できません。
- 「納品登録画面」では「数量」を変更することができません。
明細行の「数量」の入力欄がすべて非活性化します。
■ 請求対象となる納品データと請求済の定義
請求対象となる「納品」は、紐づく「納品明細」のレコードタイプが関係しています。
- レコードタイプ =「品目」の「納品明細」は、請求対象としてカウントされます。
・「請求一括作成」画面の検索結果に表示される「納品明細数」は、この件数です。
「納品明細」のグループを作成し、グループ単位で請求データを作成します。
「納品」に紐づくすべての「納品明細」が請求済になると、「納品」も請求済になります。
・「請求登録画面」に表示される請求対象は、この「納品明細」が紐づく「納品」です。
「納品」単位で請求データを作成するため、画面で選択した「納品」が請求済になります。
- レコードタイプ =「品目説明」「階層」の「納品明細」は、請求対象外でカウントされません。
・ 紐づく「納品明細」(レコードタイプ =「品目」)が請求済になっても請求済になりません。
・ この「納品明細」が請求済にならなくても、紐づく「納品」に影響はありません。
■ Lightningコンポーネント「dragChildRelationRecordsTable」について
このコンポーネントでは、レコードタイプ =「階層」の明細に「小計金額」を表示できます。
- 「見積」の詳細画面(関連リスト)にコンポーネントを配置した例です。
上記の例では「キーボード」「光学式マウス」の合計金額が「PC付属品」の「小計金額」に計上されています。
項目については、便宜上、「請求」の詳細画面に配置されているコンポーネントとは異なる並びにしています。
補足:取引先・請求先・エンドユーザについて「各オブジェクトの取引先・請求先・エンドユーザ」