従量課金用の数量内訳項目として、次の項目が「従量課金」「納品明細」「請求明細」にあります。
- 利用数
利用実績総数が設定されます。
- 固定利用枠
固定利用枠のある従量課金の場合は、「契約数量別単価」の1行目の「最大数量」が設定されます。
参照:固定利用枠の設定については、その他の機能:従量課金機能「定額+従量(定額従量制)について」を参照してください。
- 利用範囲下限
「利用数」に該当する「契約数量別単価」の「最小数量」が設定されます。
- 利用範囲上限
「利用数」に該当する「契約数量別単価」の「最大数量」が設定されます。
数量内訳項目がどのように設定されるのか、実際の手順で説明します。
- 「従量課金データを登録する」の手順に従い、「契約単価登録画面」を表示する手順まで進めます。
・「見積登録(LWC)」画面を使用する場合
その他の機能:従量課金機能「従量課金データを登録する」の手順3まで進めます。
・「見積条件登録画面」を使用する場合
その他の機能:従量課金機能「従量課金データを登録する」の手順4まで進めます。
- ここでは例として、次のように設定し、[反映]ボタンをクリックします。
- 「従量課金データを登録する」の手順7~8で、見積データの登録および受注確定をします。
- 「従量課金データを登録する」の手順9~10で、「従量課金登録画面」を開きます。
- 6月分の従量課金データを作成します。ここでは例として、「利用数」を「500」とします。
- 同様に、7月分の「利用数」を「1,500」、8月分の「利用数」を「2,500」として、合計3レコードを作成します。
- 作成した6~8月分の「従量課金」レコードを詳細画面で比較します。
「契約数量別単価」(手順2の画面)の「最小数量」「最大数量」から、それぞれの「利用数」に該当する値が引用され、「利用範囲下限」「利用範囲上限」に設定されていることが確認できます。
- 「納品明細」も「従量課金」と同時に作成されます。作成された「納品明細」を確認します。
「商談」または「見積条件」の詳細画面から、「納品」>「納品明細」の順にリンクをたどります。
- 作成された7~8月分の「納品明細」レコードを詳細画面で比較します。
数量内訳項目が、「従量課金」と同様に設定されていることが確認できます。
- 納品データを基に、請求データを作成します。
参照:請求データの作成については、次の記事を参照してください。
請求締めと請求データの確認「請求締めを行う」
その他の機能:請求データの作成(請求締め以外の方法)「納品データを選択して請求データを個別に作成する」
- 作成された7~8月分の「請求明細」レコードを詳細画面で比較します。
数量内訳項目が、「従量課金」「納品明細」と同様に設定されていることが確認できます。
「請求明細」の詳細画面は、「納品明細」詳細画面の[関連]タブから「納品・請求明細リレーション」を経由して表示することができます。
参照:詳細は、納品データの確認「納品・請求明細リレーションの詳細情報」を参照してください。
Point(1) ここでは、「従量課金種別」=「従量」の例で説明していますが、「従量課金種別」=「変動」の場合も同様に「利用範囲上限」「利用範囲下限」が設定されます。
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