次契約予約を設定する前に、契約更新対象の「契約管理」レコードに紐づく見積データを確認します。
参照:見積データの確認については、次の記事を参照してください。
契約更新(LWC)「手動で契約更新を行う(LWC)」>Point(1)~(2)、注意(1)
■ 対象の「契約管理」の次契約予約をする
- [契約管理]タブをクリックします。
上記は「soasc SalesCloud Subscription」の画面ですが、「soasc Subscription」の場合も同様です。以降の画面についても同様です。
- 「契約管理」の「最近参照したデータ」画面が表示されます。
対象の[{契約名}]リンクをクリックします。ここでは例として、[契約予約更新]リンクをクリックします。
- 「契約予約更新」の詳細画面が表示されます。編集画面で「契約更新情報」の設定を行います。
「契約更新種別」=「スケジュール」、「次回契約 月数」=「3」に設定します。
参照:設定手順については、契約更新(LWC)「契約自動更新を行う(LWC)」>手順3~4を参照してください。
- 「契約予約更新」の詳細画面に戻り、[▼]>[次契約予約(LWC)]をクリックします。
Point(1) - 契約管理データを基に、次契約用の見積データを新規に作成します。
- 契約更新対象の「見積明細」が存在しない場合はデフォルトでエラーとなります。
ただし、「ソアスク設定」画面>セクション「設定マスタ」>サブセクション「4. 契約管理関連」にある次の項目にチェックを付けると、エラーを回避し、契約更新用の見積データを作成することが可能になります。
「更新データ未存在時の「契約更新(手動)/ 次契約予約」を許可する」
参照:「ソアスク設定」画面については、「ソアスク セットアップガイド」を参照してください。
- 上記の方法で見積データを作成する場合は、コピー元の「見積明細」が存在しないため、新規に設定する必要があります。
- 契約管理データを基に、次契約用の見積データを新規に作成します。
- 「見積登録(LWC)」画面が表示されます。[ヘッダー詳細入力]リンクをクリックします。
- 「ヘッダー詳細入力」画面が表示されます。次契約予約の関連項目を確認します。
確認後、[Esc]キーまたは背景右上の閉じるボタン(×)で画面を閉じます。
Point(2) 「予約更新日」< 契約予約更新ジョブ起動日 のレコードが、契約更新対象レコードと判別されます。
ただし、「設定マスタ」(設定情報)の「予約更新判定用日付項目」にカスタム日付項目が設定されている場合は、そのカスタム日付項目の日付が優先され、「予約更新日」は無効となります。「予約更新判定用日付項目」の設定手順は、「契約更新判定用日付項目」と同様です。
異なる点は、カスタム日付項目を作成するオブジェクトが「契約管理」ではなく「見積条件」であることです。
参照:「契約更新判定用日付項目」については、契約更新(LWC)「契約自動更新を行う(LWC)」を参照してください。 - 「見積登録(LWC)」画面に戻ります。
各明細行の右端で[▼]>[詳細]をクリックし、「見積明細」の内容を確認します。
確認後、[保存]ボタンをクリックします。次契約予約は完了です。
更新元の「商談」「販売」のコピーが作成され、新規に作成された「見積条件」と紐づきます。
参照:詳細は、契約更新(LWC)「契約更新時に作成される商談・販売について(LWC)」を参照してください。
■ 契約予約更新のスケジュールを登録する
注意(1) |
|
- 画面右上の[]>[設定]をクリックします。
- 設定の「ホーム」画面が表示されます。
サイドバーの「プラットフォームツール」で[カスタムコード]>[Apexクラス]をクリックします。
- 「Apexクラス」画面が表示されます。[Apexをスケジュール]ボタンをクリックします。
- 「Apexをスケジュール」画面が表示されます。スケジュールを設定し、[保存]ボタンをクリックします。
ここでは例として、次のように設定し、[保存]ボタンをクリックします。スケジュールの登録は完了です。
「頻度」が「毎週」「毎月」のいずれかによって、設定する項目が異なります(入力フォームが変更されます)。
参照:「頻度」で「毎月」を選択する場合は、契約更新(LWC)「契約自動更新を行う(LWC)」を参照してください。
登録したジョブを「スケジュール済みジョブ」画面で確認することができます。
参照:「スケジュール済みジョブ」画面については、次の記事を参照してください。
契約更新(LWC)「契約自動更新を行う(LWC)」>Point(3)
ここまでに行った設定をまとめると、次のようになります。
- 契約管理
「契約更新種別」を「スケジュール」、「次回契約 月数」を「3」、および「契約更新日」を「2022/10/31」に設定。
- 次契約予約(見積条件)
「契約期間 開始予定日」~「契約期間 終了予定日」を「2022/11/01」~「2023/01/31」、「契約期間 月数」を「3」、「予約」をON(チェックあり)、および「予約更新日」を「2022/10/31」に設定。
- Apexをスケジュール
「ジョブ名」を「契約予約更新」、「Apexクラス」を「ReservationRenewalScheduler」、「頻度」を「毎週:日曜~土曜」、「開始」~「終了」を「2022/11/01」~「2022/12/31」、および「希望開始時刻」を「21:00」に設定。
ここではさらに、次の設定も行ってください。
- 設定マスタ(設定情報)
「予約更新判定用日付項目」をブランクに設定。
「予約更新判定用日付項目」をブランクにすると、「見積条件」の「予約更新日」が有効になります。
参照:「設定マスタ」(設定情報)については、「ソアスク セットアップガイド」を参照してください。
■ ジョブの起動前と起動後の結果を比較する
- ジョブが起動するまで、「契約管理」レコードは次の状態です。
- ジョブが起動するまで、次契約予約で登録した「見積条件」レコードは次の状態です。
- ジョブが起動し完了すると、「契約管理」レコードは次のように更新されます。
- ジョブが起動し完了すると、「見積条件」レコードは次のように更新されます。
当処理が正常終了したことを「バックグラウンド処理履歴」で確認することができます。
参照:詳細は、契約更新(LWC)「バックグラウンド処理履歴を確認する(LWC・VF)」を参照してください。
Point(3) バッチの処理時間等に問題がある場合は、カスタム設定「Batch Performance Setting」を設定することで、改善する可能性があります。
参照:カスタム設定については、「ソアスク セットアップガイド」を参照してください。
- 引き続き受注確定も行われます。契約予約更新は完了です。
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