科目マスタ関連オブジェクトをすべて登録すると、登録した値(売掛金か前受金のいずれか)が受注確定時に「納品明細」の「科目情報」セクションに反映されるようになります。
次の条件によって、反映される値が決まります。
- 「売掛金」が反映される条件:「納品明細」の「計上日」 ≦ 「納品明細」の「請求予定日」
- 「前受金」が反映される条件:「納品明細」の「計上日」 > 「納品明細」の「請求予定日」
「納品明細」の「計上日」は、「設定マスタ」(自社会計情報)の「組織売上計上日にち」を基に、売上締め済かどうかの条件から割り当てられます。
「納品明細」の「請求予定日」は、「見積明細」の「初回請求予定日」を基に、「請求サイクル」単位に割り当てられます。
参照:「設定マスタ」(自社会計情報)については、次の記事を参照してください。
マスタの設定「設定マスタ(自社会計情報)の編集(Salesforce標準画面)」
参照:「納品明細」「見積明細」の各項目については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
ここでは例として、見積データの作成から受注確定までの手順を進めます。
受注確定で作成された「納品明細」の「科目情報」セクションを確認します。
- 前提となる「設定マスタ」(自社会計情報)の内容を先に確認します。 次のように「組織売上計上日にち」=「末日」、「組織請求予定日にち」=「15」とします。
- 見積データの作成時、「見積明細」に品目・サービスを2件登録します。
1件目の「初回請求予定日」はデフォルト値とし、2件目は当該月の末日に変更し、見積データを保存します。
1件目の「請求サイクル」は「初期費用」、2件目は「毎月」としています。
参照:見積データの作成については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
- 見積データの受注確定をします。受注確定で納品データが作成されます。
参照:受注確定の手順については、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。
- 2件の「納品明細」レコードを比較するため、初回月の「納品」レコードの[関連]タブに移動します。
次のように「納品明細」レコードが表示されます。
- まず、「システム導入費」の詳細画面を開きます。
「計上日」(2021/10/31)> 「請求予定日」(2021/10/15)のため、科目情報には次のように「前受金」が設定されます。
- 次に、「システム利用月額」の詳細画面を開きます。
「計上日」(2021/10/31)= 「請求予定日」(2021/10/31)のため、科目情報には次のように「売掛金」が設定されます。「納品明細」の「科目情報」セクションの確認は完了です。
Point(1) 上記画面に「科目マスタマッピング」は表示されません。
「科目マスタマッピング」を表示したい場合は「科目マスタ」のリンクをクリックし、「科目マスタ」の詳細画面>「科目マスタ」の[関連]タブの順に画面を切り替えてください。
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