ここでは例として、「商談」の「取引先名」がブランクであった場合にトースト通知を表示させる手順を説明します。
- 「商談」の詳細画面からLightningアプリケーションビルダーを表示させます。
参照:詳細は、次の記事を参照してください。
商談の設定「Lightningコンポーネントの配置」>「■ 共通手順2(Lightningアプリケーションビルダーの表示)」
- 画面左にある「コンポーネント」の一覧を下にスクロールし、「カスタム・管理」を表示させます。
- 「カスタム・管理」から「recordPageToast」を選択し、ドラッグ&ドロップで関連リストに配置します。
どの場所に配置しても、トースト通知が表示される場所(中央上部)は同じです。
「コンポーネントが無効です」と表示されていますが、メッセージを設定すると表示が消えます。
- 画面右に「recordPageToast」編集用のエリアが表示されます。
各項目を設定し、[+ 検索条件を追加]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 Title - メッセージのタイトルを入力します。 Message ○ メッセージの本文を入力します。 Variant ○ 次のいずれかを選択します。
「info」「success」「warning」「error」「info」がデフォルトでセットされます。
表示色とアイコンの組み合わせを選択します。参照:詳細は、表下のPoint(1)を参照してください。
Mode ○ 次のいずれかを選択します。
「dismissible」「pester」「sticky」「dismissible」がデフォルトでセットされます。
表示後の動作を選択します。
- 「dismissible」の場合
ユーザが[×]をクリックするか、3秒間経過するまで表示が続きます。
- 「pester」の場合
3秒間経過するまで表示が続きます。
- 「sticky」の場合
ユーザが[×]をクリックするまで表示が続きます。
Point(1) トースト通知の表示色とアイコンの組み合わせは、次のとおりです。
- Variant=「info」の場合
- Variant=「success」の場合
- Variant=「warning」の場合
- Variant=「error」の場合
- 「dismissible」の場合
- ここでは例として、次のように設定し、[+ 検索条件を追加]ボタンをクリックします。
- 新規検索条件の吹き出しが表示されます。
トースト通知を表示させる条件を設定し、[完了]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 条件種別 ○ 次のいずれかを選択します。
[レコード項目][デバイス][詳細][レコード項目]がデフォルトで選択されています。
項目のタイプを選択します。
- [レコード項目]の場合
オブジェクトの項目(主従/参照関係の項目を除く)に基づく条件が設定できます。
- [デバイス]の場合
デスクトップや電話などのフォーム要素に基づく条件が設定できます。
- [詳細]の場合
オブジェクトの項目(主従/参照関係の参照先の項目)に基づく条件が設定できます。
項目 ○ 条件の対象となる項目を選択します。
- 条件種別=[レコード項目]の場合
対象オブジェクトを参照し、項目を設定します。オブジェクトの先頭項目がデフォルトでセットされます。
- 条件種別=[デバイス]の場合
「Form Factor」に固定されています。
- 条件種別=[詳細]の場合
[選択]ボタンが表示されるためクリックし、参照先を設定します。
演算子 ○ 次のいずれかを選択します。
「次と等しい」「次と等しくない」「次を含む」「次と等しい」がデフォルトでセットされます。
「次」とは、次の項目である「値」のことです。
条件種別=[デバイス]の場合のみ、「次を含む」がありません。値 - 条件の値を入力します。
「項目」「演算子」「値」の条件が成立すると、トースト通知が表示されます。
- [レコード項目]の場合
- 「商談」の「取引先名」は、オブジェクト「取引先」の「取引先名」を参照しているため、[詳細]ボタンをクリックし、表示を切り替えます。引き続き「項目」の[選択]ボタンをクリックします。
- 「項目を選択」画面が表示されます。[▼]>[レコード]をクリックします。
- 「レコード」が選択された状態になります。引き続き[▼]>[取引先名]をクリックします。
- 「商談」の「取引先名」が選択された状態になります。引き続き[▼]>[取引先名]をクリックします。
- 「取引先」の「取引先名」が選択された状態になります。[完了]ボタンをクリックします。
- 新規検索条件の吹き出しに戻ります。「項目」が設定されていることが確認できます。
条件は「取引先名がブランクの場合」のため、「演算子」「値」は変更せず、[完了]ボタンをクリックします。
- 「条件」の設定が完了しました。
Point(2) 複数の「条件」を設定する場合は、[+ 検索条件を追加]ボタンをクリックし、「条件」を追加します。
「条件」が複数になった場合は、「次の場合にコンポーネントを表示」が表示されます。
上記では、複数の「条件」に対する条件を選択する必要があります。 - 画面右上の[保存]ボタンをクリックします。
- 「商談」詳細画面の有効化を行っていない場合は、「Lightningコンポーネントの配置」>「■ 関連リストへの配置」の手順4~7で有効化を行います。有効化済みの場合は、この手順は不要です。
画面左上の[←]ボタンをクリックし、アプリケーションビルダーを終了させます。
- 「商談」の詳細画面に戻ります。当レコードは「取引先名」がブランクのため、トースト通知が表示されます。
トースト通知を表示させるための設定は完了です。
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