「商談」詳細画面の関連リストに配置した「見積・受注・納品」に表示項目を追加する手順を説明します。
Point(1) |
「見積・受注・納品」には「見積条件」「見積」「受注」「納品」のセクションがあります(契約解約の場合は、「納品」セクションがありません)が、「商談」を登録した際に表示されるのは「見積条件」セクションのみです。 参照:見積データの登録や受注確定などについては、「ソアスク ユーザガイド」を参照してください。 |
■ カスタムメタデータ型について
「見積・受注・納品」にある各セクションに対し、カスタムメタデータ型のレコードを作成することで表示項目を追加します。
「商談」の「契約区分」が、新規契約・契約変更・契約更新のいずれかの場合と、契約解約の場合で、それぞれ使用するカスタムメタデータ型が異なります。
- 新規契約・契約変更・契約更新のいずれかの場合
「ソアスク設定」画面・メニュー名 説明
カスタムデータ型・表示ラベル 【商談詳細コンポーネント】見積条件表示項目設定 「見積条件」セクションに表示項目を追加する際に使用します。 QuoteConditionItemDisplay 【商談詳細コンポーネント】見積表示項目設定 「見積」セクションに表示項目を追加する際に使用します。 QuoteItemDisplay 【商談詳細コンポーネント】受注表示項目設定 「受注」セクションに表示項目を追加する際に使用します。 SalesOrderItemDisplay 【商談詳細コンポーネント】納品表示項目設定 「納品」セクションに表示項目を追加する際に使用します。 OutboundDeliveryItemDisplay - 契約解約の場合 ※契約解約の画面には、「納品」セクションがありません。
「ソアスク設定」画面・メニュー名 説明
カスタムデータ型・表示ラベル 【商談詳細コンポーネント】解約時の見積条件表示項目設定 「見積条件」セクションに表示項目を追加する際に使用します。 QuoteConditionCancellationItemDisplayy 【商談詳細コンポーネント】解約時の見積表示項目設定 「見積」セクションに表示項目を追加する際に使用します。 QuoteCancellationItemDisplay 【商談詳細コンポーネント】解約時の受注表示項目設定 「受注」セクションに表示項目を追加する際に使用します。 SalesOrderCancellationItemDisplay
「ソアスク設定」画面を利用すると、カスタムメタデータ型の設定画面を簡単に開くことができます。
参照:詳細は、ソアスク設定画面「設定の概要(ソアスク設定画面)」以降を参照してください。
Point(2) |
登録されているすべてのカスタムメタデータ型を確認したい場合は、設定の「ホーム」画面を開き、サイドバーの「プラットフォームツール」で[カスタムコード]>[カスタムメタデータ型]をクリックしてください。 |
■ カスタムメタデータ型レコードを作成する
- 「ソアスク設定」画面を開きます。
参照:詳細は、ソアスク設定画面「ソアスク設定画面を開く」を参照してください。
- 「ソアスク設定」画面左のメニューから、設定したい「カスタムメタデータ」の項目を選択し、リンクをクリックします。
ここでは例として、メニュー番号3を選択し、リンクをクリックします。
- 「【商談詳細コンポーネント】見積条件表示項目設定」の位置まで画面右がスクロールされます。
画面右の[【商談詳細コンポーネント】見積条件表示項目設定]リンクをクリックします。
- カスタムメタデータ型の「【商談詳細コンポーネント】見積条件表示項目設定」画面が表示されます。
[新規]ボタンをクリックします。
上記画面から、Salesforceの標準画面を使用します。
- 「【商談詳細コンポーネント】見積条件表示項目設定の編集」画面が表示されます。
「保護コンポーネント」以外の項目を設定し、[保存]ボタンをクリックします。
項目名 入力
必須説明 表示ラベル ○ 項目の表示ラベルを入力します。
システム内部の表示ラベルです。表示内容に影響することはありません。
{カスタムメタデータ型}名 ○ 任意の文字列を入力します。
同じカスタムメタデータ型に登録済みのレコードとは、同じ文字列にすることができません。
API参照名 ○ 表示する項目のAPI参照名を入力します。
表示する項目のデータ型には、制限がありません。
ただし、データ型が参照関係の項目でAPI参照名の末尾を「__r」に変え、参照先オブジェクトの項目を表示させることはできません。表示順 - 表示する順番(各セクション内)を入力します。
- セクションの末尾に追加する場合は、有効なレコードで表示順が最大値の項目を確認し、それを超える数値を入力します。
- 途中に挿入する場合は、以降の項目の表示順を繰り下げます。
有効 - 新規にレコードを登録する場合は、基本的にチェックを付けます。
登録後、項目を非表示に切り替える場合は、チェックを外してください。
保護コンポーネント - 新規にレコードを登録する場合は、基本的にチェックを付けません。
別のSalesforce管理パッケージ内でのみ当レコードを使用したい場合にチェックを付けます。
参照:詳細は、次のSalesforceヘルプを参照してください。
カスタムメタデータ型の保護とプライバシーのオプション - セクションの末尾に追加する場合は、有効なレコードで表示順が最大値の項目を確認し、それを超える数値を入力します。
- ここでは例として、次のように設定し、[保存]ボタンをクリックします。
Point(3) 当該項目のAPI参照名は、設定の「ホーム」画面から[オブジェクトマネージャ]タブ>[{オブジェクト名}]リンク>[項目とリレーション]をクリックし、クイック検索で項目の表示ラベルを検索すると確認できます。
「見積条件」にある「取引先名」のAPI参照名は、上記のように確認します。 - 「【商談詳細コンポーネント】見積条件表示項目設定の詳細」画面が表示されます。
関連リストへの表示項目の追加は完了です。
引き続き「商談」の詳細画面を開き、関連リストを確認します。
- 「見積条件」が登録されている「商談」の詳細画面を開き、関連リストの「見積・受注・納品」を見ます。
「見積条件」セクションの末尾に「取引先名」が追加・表示されていることが確認できます。
Point(4) - 各セクションの先頭の項目は固定表示です。カスタムメタデータ型のレコードに含まれていません。
そのため、「セクションに表示される項目数」=「登録されている有効なレコード数」+1 となります。
- 先頭の項目は、「表示順」にも含まれていません。上記画面の場合は、「見積種別」が「表示順」=「1」です。
上記画面には[見積条件作成]ボタンと[見積作成(LWC)]ボタンの両方が表示されていますが、通常は、いずれかのボタン(使用する画面を開くボタン)1つが表示されていることを想定しています。
本ガイドおよび「ソアスク ユーザガイド」では、「商談」詳細画面の説明がほぼ共通となることから、便宜上、両方のボタンが表示されている画面を使用しています。参照:使用しないボタンを非表示にする手順については、商談の設定「関連リストのボタンを非表示にする」を参照してください。
- 各セクションの先頭の項目は固定表示です。カスタムメタデータ型のレコードに含まれていません。
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